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【タクシー運転手 約束は海を越えて】映画が国内外でヒットした理由!

出典:www.amazon.co.jp

【タクシー運転手 約束は海を越えて】あらすじ。アジア映画ではじめてアカデミー賞受賞した記憶が新しい映画【パラサイト】を機に韓国映画に興味を持った方も多いでしょう。本作は【パラサイト】で出演したソン・ガンホが主演を務め、韓国で1200万人を動員した大ヒット映画【タクシー運転手 約束は海を越えて】をご紹介します。

©2017 SHOWBOX AND THE LAMP.
 公式サイト

製作

公開:2018年 韓国

監督:チャン・フン

原題:A Taxi Driver

配給:クロックワークス

キャスト:ソン・ガンホ、トーマス・クレッチマン、ユ・ヘジン、リュ・ジュンヨル、パク・ヒョックォン、ダニエル・ジョーイ・オルブライト

動画配信

 

当サイトでご紹介しているものは2020年11月現在のものです。状況により配信されていない場合がございますので各サービスでご確認ください。

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【タクシー運転手 約束は海を越えて】あらすじ

1980年、韓国・ソウル。

11歳の娘を男手ひとつで育てているタクシー運転手のキム・マンソプ(ソン・ガンホ)は、家の家賃も滞納し娘の新しい靴も買えないほど苦しい生活を送っていました。

そんなある日、「光州まで行くことが出来たら10万ウォンを支払う」というドイツ人客・ピーター(トーマス・クレッチマン)を光州まで行くことになります。

実はピーターは、光州で起きてる民主化を訴える市民や学生のデモを取材しに韓国にやってきた記者えした。

この事実を世界中に知らせなければならないという強い使命感の元、次々と危険な場所へ行くピーター。

それにマンソプも巻き込まれ、光州で起きている驚きの光景を見ることになるのです……。

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キャスト情報

キム・マンソプ役/ソン・ガンホ


ピーターを光州まで乗せたソウル在住のタクシー運転手。

ひとり娘と2人で暮らしている。

実在したキム・サボク氏のモデル。

ソン・ガンホは、1996年に長編映画【豚が井戸に落ちた日】でデビューした、韓国を代表する俳優。

数多くの大役を演じる中、2019年公開の映画【パラサイト 半地下の家族】のキム・ギテク役では「青龍映画賞」「春史大賞映画祭」では主演男優賞、「ロサンゼルス映画批評家協会賞」「全米映画批評家協会賞」では助演男優賞を受賞した。

ピーター(ドイツ人記者)役/トーマス・クレッチマン


光州で起きている事件を取材しに来たドイツ人記者。

実在したユルゲン・ヒンツペーター氏のモデル。

トーマス・クレッチマンは、スターリングラード攻防戦で壊滅したドイツの様子を描いた映画【スターリングラード】でフォン・ヴィッツラント少尉役で出演。

それを機に【ブレイド2】(2002)や【ヒトラー 〜最期の12日間〜】(2004)にも出演するようになる。

また【戦場のピアニスト】(2003)では、多くのポーランド人をナチスから救った実在した人物ヴィルム・ホーゼンフェルト役を演じた。

なお【ヒトラー 〜最期の12日間〜】で演じたヘルマン・フェーゲラインも実在した人物である。

ヘルマンはヒトラーの恋人エヴァ・ブラウンの義弟。

ク・ジェシク役/リュ・ジュンヨル

光州でデモに参加していた大学生。

ピーターに通訳役を頼まれる。

リュ・ジュンヨルは、映画【イントゥギ】(2013)の端役でデビューした韓国の俳優。

その後は着々と出演作を増やし、日本の漫画を原作とした映画【リトル・フォレスト 春夏秋冬】(2019)ではイ・ジェハ役を演じている。

ファン・テスル役/ユ・ヘジン


マンソプやピーターと出会った、光州のタクシー運転手。

2人を誠心誠意でサポートした。

ユ・ヘジンは、1977年に俳優デビューして以来、多くの韓国映画に出演。

「青龍映画賞」や「大鐘賞」を初めとする多数の賞を受賞した韓国で有名なベテラン俳優である。

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【タクシー運転手 約束は海を越えて】ネタバレ・見どころ

数々の映画賞を受賞した実話を基にした作品。

韓国最大の映画の祭典、第38回青龍映画賞で最優秀作品賞、最優秀主演男優賞などを受賞し、米アカデミー賞では外国語映画賞・韓国代表に選ばれた今作品。

2017年に韓国国内で公開され1200万人を動員し(歴代10位)、2017年で最もよく観られた映画となりました。

日本では2018年に公開され、コン・ユ主演の【新感染ファイナルエクスプレス】(2017)を抜き大ヒットを記録しました。

光州事件と言われている実話を基にしたこの映画は、韓国で知らない方はいないほど有名な出来事ですが、日本では知らない方も多いと思います。

胸が苦しくなるほど悲惨な事件ですが、この事件をあえてエンターテイメント作品として取り上げたからこそ大ヒットに繋がったのでしょう。

おじさんたちが奮闘!

映画にはイケメン俳優が付き物だったりしますが、この【タクシー運転手 約束は海を越えて】のメインキャストには、いわゆる”イケメン俳優”は出演していません。

主演のソン・ガンホが演じたマンソプ役は”冴えない中年のおじさん”。

本作ではそういった中年おじさんたちが活躍しているのです。

ドイツ人記者・ピーターとマンソプの2人が主軸となった物語で、光州のタクシー運転手のおじさんたちも自由を訴えて軍人に立ち向かっていきます。

  • マンソプのモデルとなった人物=キム・サボク氏
  • ピーターのモデルとなった人物=ユルゲン・ヒンツペーター氏

一般市民が軍人に立ち向かうのはなかなか考えられないことですが、光州事件の記録には実際にタクシーが行進しバリケードを作っている写真が残っています。

映画の最後に来る広げられるタクシー運転手と軍人のカーチェイスシーンでは、運転手たちが怯えながらも軍人の車に対抗する姿には胸が打たれます。

実話との違い

映画として面白くするために、もちろんフィクションも交えています。

マンソプはお金のためにピーターを光州まで乗せましたが、作中でマンソプは光州で起きていることはほとんど知らない設定になっています。

しかし、実際にはユルゲン・ヒンツペーター氏とキム・サボク氏は何年も前からやりとりをしていた記録がありました。

当時2人は、光州の状況も把握し同志的関係で動いていたようです。

キム・サボク氏の息子キム・スンピル氏のインタビューでは、「ピーターと同志的関係で描かれていなかったことに少し無念な気持ちがある」と話していましたが、事実がどうであれ 映画を観た人たちの心の中には称賛と感謝の気持ちが溢れていることでしょう。

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【タクシー運転手 約束は海を越えて】感想

光州事件を調べてみると、とても悲劇的な事件だと言うことが分かり胸が痛みます。

当事者とは少しズレた外国人記者とソウルのタクシー運転手に軸を置くことで、光州事件を客観的に観つつ笑いも入れて観る事ができました。

冴えないタクシー運転手のおじさんが自分たちの自由のために闘っている姿に刺激を受け、使命感に燃える逞しいおじさんに変化していくソン・ガンホの演技にも注目です!

事件を調べてから観ても、事件を知らずに観てもどちらでも楽しめる1本の映画になっています。

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