映画【LIFE!/ライフ】一歩踏み出す勇気、その先に待っていた結末に胸が熱くなる!

LIFE
(C)2013 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.

ベン・スティラーが主人公ウォルター役と監督を務めた映画【LIFE!/ライフ】。

LIFE誌の写真管理部門で淡々と過ぎていく日々を送っていたウォルターでしたが、ある日LIFE誌の廃刊が決定してしまいます。

集大成ともいえる最後の表紙を飾る写真のネガがないことに気づいたウォルターは、世界を放浪する写真家を探すべく冒険へ旅立つのですが…。

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【LIFE!/ライフ】あらすじ

42歳のウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、LIFE誌の写真管理部門で働いていました。

代わり映えしない日々の中で、つい空想の世界に入ってしまいます。

周りの人はそんなウォルターを少し変わった人という目でみていました。

そんな彼が想いを寄せるのは、同僚のシェリル。

しかし、直接声をかける勇気はありません。

彼が出来ることは、妄想のなかで彼女に近づくことだけでした。

そんなある日、会社が経営難で上司が変わると同時にLIFE誌の廃刊が決定。

最後を飾る表紙は、大物写真家であるショーンの写真を使う事に……。

ショーンはウォルターに、25番のネガを使うようにというメッセージと共に、会社の社訓が刻まれた財布を贈ります。

しかし、ウォルターが送られてきたフィルムをチェックすると25番だけが抜けていることが判明。

ショーンとコンタクトを取ろうとするも、彼は既に旅に出た後でした。

ウォルターは、25番のネガをもらうべく、ショーンを追って冒険の旅へ出るのですが……。

ここから、結末に関する重要なネタバレを含んでいますので未視聴の方はご注意ください。

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【LIFE!/ライフ】見どころ

25番のネガは身近なところにあった!

25番のネガを求めて過酷な冒険へと出かけたウォルターは、ようやくショーンを見つけ、25番のネガだけが抜けていた事を伝えました。

するとなんとショーンは「君にあげた財布の中に入れた」と言います。

そう、25番のネガは送られたフィルムに同封されていた財布の中だったのです。

ウォルターを驚かそうと思って仕掛けたサプライズでしたが、ここでちょっとした言葉の受け取り方の勘違いが起きていました。

ショーンが書いた「中を見ろ」とメモの意味は、中=財布のポケットの中をという意味だったのですが、ウォルターは包みの中を見ろという意味だと勘違いしたのです。

ネガの場所を聞き出せたウォルターでしたが、時すでに遅し。

実は、ネガが見つからずクビを言い渡されたウォルターは失恋も重なり、実家へ寄った際にゴミ箱へ捨てていたのです。

ここからは、お手上げ状態からの復活というベタな流れとなっていきます。

ウォルターの母の性格(色々なものを取っておく)、ウォルターの空想壁など前後の伏線もあって、ネガは見つかるだろうという予想ができる状態でも、じんわりと感動できるストーリーとなっていくのです。

最終版の表紙を飾った写真は?

ネガを見つけたウォルターは、上司の元へネガを持っていき、中身を確認せずに「これこそ真髄だ」といってテーブルの上に置いていきました。

ショーンも美しい写真だと絶賛していた写真はどんなものだったのか?

ストーリーが進むにつれて気になってきます。

最後の最後で、ウォルターが街角で見かけたLIFEの最終号の表紙。

それは、会社の前に座りこんでネガをチェックしているウォルターの写真でした。

裏方仕事を真摯に一途にこなしてきたウォルター。

今まで色々なことをどこかで諦めていたウォルターが、一歩踏み出して世界へ飛び出し、変わってきた頃に、この一枚の写真で締めるという、素敵な終わり方でした。

おまけに、シェリルとも良い感じになり、全てがハッピーエンドで終わるので、幸せな気持ちになること間違いなしでしょう。

会社のスローガン

ウォルターの雑誌社のスローガン

To see the world,

Things dangerous to come to,

To see behind walls,

To draw closer,

To find each other and to feel.

That is the purpose of life.

世界を見よう

危険でも立ち向かおう

壁の裏側をのぞこう

もっと近づこう

お互いを知ろう

そして感じよう

それが人生の目的だから

ウォルターはじめ、オンライン化に伴ってクビになった社員は、命がけでライフを作ってきました。

その人たちの想いがこのスローガンに詰まっていて、一歩踏み出そうと思える素敵なスローガンです。

ウォルターが新しい上司に会社のスローガンを訪ねた時、マクドナルドのスローガンをいうシーンは笑えました。

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ミニ情報

俳優一家のベン・スティラー

【マダガスカル】や【ナイトミュージアム】など数々の映画に出演しているベン・スティラー。

俳優のジェリー・スティラー、女優のアン・メイラを両親に持ち、姉のエイミーも女優という俳優一家です。

シリアスな演技はもちろんのこと、笑える役もピッタリとハマるのは、両親がコメディ俳優という事を聞くと納得という感じです。

私生活では、2000年に女優のクリスティン・テイラーと結婚。

その後、2人の子どもに恵まれています。

雑誌LIFE

ウォルターが関わっていた雑誌LIFEは、アメリカで実際に発行されていた雑誌です。

1936年に創刊号が発行され、写真を中心にアメリカの思想・政治・外交を伝えていましたが、テレビが普及したことにより経営が悪化し、1972年に休刊となりました。

その後、形を変えて何度か復刊するも、現在は紙媒体での発行はなく、ウェブ上で同誌の保有する写真が閲覧できるようになっています。

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【LIFE!/ライフ】感想

前半は様々な伏線を張っていくようなストーリー、中盤の冒険へ出るシーンでは、グリーンランド、アイスランド、アフガニスタンなど素晴らしい大自然の絶景を堪能できます。

そして終盤、今までの伏線が繋がり、感動的なクライマックスを迎えます。

生きてる限り人は変われる、勇気を出して一歩踏み出してみようと思える映画でした。

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