【高慢と偏見とゾンビ】あの傑作恋愛小説にまさかのゾンビ発生!? 恋と世界観はどう変わる!

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【高慢と偏見とゾンビ】は、イギリスが誇る小説家のひとりであるジェーン・オースティンの傑作ともいわれる「高慢と偏見」を下書きに、セス・グレアム=スミスが書いた同名パロディ小説を基に製作された作品です。

傑作にゾンビを付けたしたらこうなった!まさしくそんな異色映画に仕上がっている【高慢と偏見とゾンビ】。

その意外な面白さをご紹介します。

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【高慢と偏見とゾンビ】あらすじ

18世紀末、イギリス。謎のウイルスが蔓延し、感染した者はゾンビとなって人々を襲っていた。片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は得意のカンフーでゾンビと戦う毎日だが、姉妹の母親は娘たちを早くお金持ちと結婚させなければと焦っていた。そんな時、近所に資産家のビングリーが引っ越してきて、友人の大富豪で高潔な騎士ダーシーも出入りするようになる。

出典:映画【高慢と偏見とゾンビ】公式サイト

18世紀末、イングランド・ハートフォードシャーにはベネット一家が暮らしていました。

ベネット氏・夫人の間には5人の娘たちがいましたが、生きていくためということもあり中国で武道を習わせた結果、稽古とゾンビ退治に明け暮れることに日々。

夫人はそんな娘たちを見て、裕福な求婚者と結婚させたいと思っていました。

とある日、隣のネザーフィールドに越してきたピングリー家の舞踏会に招待されて伺うと、長女のジェーンが当主ビングリーに見初められていい雰囲気に。

次女であり主人公のエリザベスは、ビングリーの友人だというダーシーに惹かれるものの、いざ話してみれば彼の高慢さと偏見に嫌気がさしてしまいます。

しかし、そんな舞踏会に突如ゾンビが現れ……。

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【高慢と偏見とゾンビ】の見どころ

ドレスを蹴り上げろ!最強美女のゾンビ退治

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19世紀の女性の服装といえば、長いドレスを纏ってアクセサリーにヒールに……といったイメージだと思いますが、まさしく本作のベネット姉妹も当てはまります。

しかし、彼女たちが普通の女性たちと大きく異なるのは、彼女らが 凄腕のゾンビ退治人であること。

蹴り上げたドレスの中に仕込まれた剣やナイフを振りかざし、目もくらむようなアクションを見せてくれるところは最大の見どころです。

いやはや、エレガントでありつつも血を浴びる姿が、かっこいい限り。

また、ダーシーの危機を間一髪で救出するエリザベスの、最強美女ぶりを発揮するシーンも見逃さないでください。

ゾンビは出れど予想以上に原作に忠実

「高慢と偏見」は、当時のイギリス女性の結婚事情・誤解と偏見・緻密な人物の描写などで名高い恋愛小説ですが、本作ではそんなストーリーの中にゾンビが発生してしまいます。

とはいえ、原作ストーリーがゾンビのせいでとんでもなく壊されてしまっているのかというと、そうでもありません。

むしろ【高慢と偏見】に、うっかりゾンビが登場してしまうという程のイメージです。

そのため、B級ゾンビ映画が好きな方がゾンビ映画だ!と思って観てしまうと、少し物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、もちろんゾンビと戦っているアクションシーンが全くないわけでもありません!

原作をリスペクトしつつ、ラブストーリーをメインにしたと考えて頂ければ間違いないでしょう。

また、原作に忠実なので、たくさんの原作セリフが登場しますが、ゾンビのせいでちょっとばかり 意味の異なるセリフになってしまったり、いいシーンが(いい意味で)台無しになっていたりと違いを探すのもおもしろいと思います。

小ネタ知りたいけれど小説を読むのはちょっと時間が足りない……という方は、【プライドと偏見(2005年)】もしくは冒頭でも述べましたBBCドラマ【高慢と偏見】を事前にご覧いただければと思います。

2005年公開の【高慢と偏見】は、キーラ・ナイトレイがエリザベス、ロザムンド・パイクがジェーンという素晴らしいキャスティングです。
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「高慢と偏見とゾンビ」の原作者とは

【高慢と偏見とゾンビ】は、セス・グレアム=スミス原作の小説が基になっていますが、歴史上の人物とヴァンパイアをクロスオーバーさせた小説【ヴァンパイアハンター・リーンカーン】もそのひとつ。

ティム・バートン監督により映画化され、2012年に映画【リンカーン/秘密の書】として公開されました。

ちなみに「ホラー映画で殺されない方法」というサバイバル・ガイドも手がけていることから、モンスターが大好きな人物のひとりといえそうですね。

また日本でも話題になり続編もいよいよな【IT】の前作、【チャイルド・プレイ(2019年)】などの制作にも携わっているので、今後の活躍も見逃せません!

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【高慢と偏見とゾンビ】まとめ

エレガントさを纏いながらも血みどろな【高慢と偏見とゾンビ】。

ラストシーンに続編を期待しつつも、比較的グロテスク・ホラーが苦手な方にもおすすめな映画と言えるでしょう。

また、ゾンビと言っても近年は多種多様なゾンビが存在しています。

【高慢と偏見とゾンビ】でも、決して裏切らない異色ゾンビが観られるのでぜひ注目いただきたいです。

数多くの「かっこいい女性」を描く映画やドラマが増えた今日、行く手を阻むゾンビたちをものともせず、自らが惚れた人を救出へ向かう女性はなかなかお目にかかれません。

かっこいい女性が観たい・むしゃくしゃした気持ちをどうにかしたい!という方にもご覧いただきたいと思います。

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