映画【誘拐の掟】結末まで。犯人との駆け引き、そして緊張感漂う救出劇を目撃する。

出典:www.amazon.co.jp

映画【誘拐の掟】ネタバレ。

リーアム・ニーソン主演のクライム心理サスペンス映画。

元刑事で無許可の私立探偵マット・スカダーに、少女を誘拐した犯人との交渉役の依頼が入ってきました。

しかし、相手は凶悪な快楽殺人犯。

スカダーは絶体絶命の危機を乗り越え、少女を救うことが出来るのか!?

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映画【誘拐の掟】の作品情報

作品データ
公開年(製作国)2015年 アメリカ映画
原題A Walk Among the Tombstones
原作ローレンス・ブロック/マット・スカダーシリーズ【獣たちの墓】
監督スコット・フランク
配給ユニバーサル・ピクチャーズ、ポニー・キャニオン
キャストリーアム・ニーソン、ダン・スティーヴンス、デヴィッド・ハーバー、ボイド・ホルブルック、ラザーヌ・ジャマル、ブライアン・ブラッドリー、ダニエル・ローズ・ラッセル、セバスチャン・ロッシェ
作品概要心に傷を負った元刑事で無許可の私立探偵スカダーが、誘拐された少女を救うべく立ち上がるクライムサスペンス。
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映画【誘拐の掟】あらすじ

1999年 ニューヨーク。

ある日、元刑事で私立探偵のマット・スカダー(リーアム・ニーソン)の元に、断酒会で知り合ったというピーター・クリスト(ボイド・ホルブルック)と言う男が”兄の話を聞いて欲しい”と訪ねてきました。

スカダーは刑事を辞めてから、知り合いに頼まれた依頼を受ける代わりに”贈り物”を受け取っている無許可の私立探偵。

ピーターがスカダーを連れて行ったのは、兄ケニー(ダン・スティーヴンス)の自宅でした。

身代金を支払ったのに妻が殺されたため、ピーターはスカダーに相談したらどうかとケニーに話していたのです。

通常であれば警察やFBIに相談するはずですが、ケニーがスカダーに依頼したいのは妻を殺害した犯人を自分の元に引きずり出してほしいということでした。

妻がすでに殺害されていることや、ケニーの仕事がドラッグディーラーであることから、彼は警察に妻の誘拐事件を相談できなかったのです。

スカダーに支払われる報酬は手付で2万ドル、成功報酬として+2万ドルが用意されていましたが、スカダーは犯人を連れて来たらケニーは彼らを殺害すると気づき、依頼を断ります。

翌日、スカダーが断酒会の集会から戻ってくると、アパートのドアの前でケニーが座って待っていました。

ケニーは、妻が誘拐された日の状況と、妻がどれだけ残虐な殺され方をしたのかを悲痛な思いで話します。

犯人は散々振り回したあと身代金を奪う。「妻はそこにいる」と言っていた車のトランクの中には、細かく切り刻まれた妻の体の部分が入れられた無数の袋と「聴いて楽しめ」というテープがあった。

全てを話した後、ケリーはテープと自分の電話番号を置いてその場を去っていきました。

その直後にテープを聴いたスカダーは、ケニーの依頼を受けることに決めたのです。

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キャスト紹介

マット・スカダー役/リーアム・ニーソン

マットは刑事でしたが、ある理由から辞職。

その後は、無許可の私立探偵として贈り物と引き換えに依頼を受けていました。

ピーター・クリスト役/ボイド・ホルブルック

ピーターはケニーの兄で、アルコール中毒者。

断酒会でスカダーと知り合い、ケニーの妻が殺害された件でスカダーに相談しにきました。

ケニー・クリスト役/ダン・スティーヴンス

ケニーは、ドラッグディーラー。

兄は”自分のような商売人”と関わらない方がいいと距離を置いています。

妻キャリーを殺害した犯人を捜してほしいとスカダーに依頼しました。

JT役/ブライアン・ブラッドリー

スカダーが図書館で知り合った小さな相棒。

スカダーのことをマシュー(マット)という愛称で呼んでいます。

図書館に寝泊まりしているを職員に責められているところを、スカダーに助けられ協力することに。

リュドミラ(ルシア)役/ダニエル・ローズ・ラッセル

ケニーの知り合いユーリ・ランドー(セバスチャン・ロッシェ)の14歳の娘。

本来、犯人は彼女の母親を誘拐するつもりでしたが、母が寝た切り状態だったことからターゲットにされました。

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映画【誘拐の掟】ネタバレ

事件捜査

スカダーは、ケニーの妻が連れ去られた現場で目撃者から情報を入手。

目撃者は多数いて、それぞれが車がバンであること、”男2人”と被害者を目撃していると答えるも、ひとつだけ違っていました。

たったひとつ違う情報は車体に書かれていたイニシャル

ある目撃者は「B&R TV」、他の目撃情報では「J&M 暖房」や「R&L 音響」「B&A 設備」と、犯人は複数を使い分けているようでした。

その後、スカダーはニューヨークで同様の事件が無かったか図書館のパソコンで調べていましたが、馴れない機械操作に苦戦します。

その時、後ろの席に座っていたJT(ブライアン・ブラッドリー)という黒人少年と出会い、代わりに事件に関する記事を探してもらうことに。

JTが調べた結果、他の殺人事件の詳細が見えてきました。

・マリー・ゴッテスキンドという女性の切断された遺体が空き地で発見された。

・火曜日にはレイラというデザイン科学生が失踪。

・その2日後、グリーンウッド墓地にて彼女の遺体が発見される。

・墓地の向かいの花屋の店員がゴミ箱から彼女の脚の一部を見つけた。

・同じ日に、墓地の管理人が遺体の他の部分を発見。

・目撃情報によると、彼女はブルーのバンに乗せられた。

その後、スカダーは協力してくれたお礼にTJを食事に誘います。

その頃、犯人は次のターゲットを絞り込んでいました。

ジョナスの証言

この時点でスカダーは、犯人がドラッグディーラーをターゲットにしていると気づいていた。

スカダーが目を付けたのは、レイラ(ラウラ・ビルン)の遺体を発見したジョナス(オラフル・ダッリ・オラフソン)という墓地の管理人。

彼から事情を聞いていたスカダーは、長年の勘でジョナスが何かを隠していると気づいたのです。

ジョナスを尾行して自宅アパートを確認。

そこはジョナスの母親が所有するアパートで、屋上には彼が飼っている鳩の小屋とは別に、ジョナスの秘密の小屋がありました。

スカダーはジョナスの留守中に調査し、秘密の部屋からレイラの盗撮写真を見つけジョナスから事情を聞いたのです。

レイラの恋人の目撃証言では、彼女を誘拐したのは3人の男。

しかし、他の目撃証言では男2人となっていました。

実は、ジョナスは自宅近くにあるビデオ店で”特別な作品”が置いてある秘密の地下で2人と知り合っていたのです。

「彼らは必ず2人でやってくる。墓地で働いていると話したことがきっかけで酒をおごられた」と話すジョナス。

2人がDEA(麻薬取締局)だと名乗っていたこと、DEAの印が入った警察無線や売人リストを持っていたこと、秘密の任務を行っていると言っていたことから、ジョナスは2人にレイラの話をしたのです。

「レイラをルーベンから救ってやりたい」

ジョナスはレイラと彼女の恋人ルーベン(マーク・コンスエロス)を盗撮していたため、2人の間に何があったのかを知っていました。

2人は自分たちもレイラを救ってやりたいと嘘を言い、レイラとルーベンの様子を見にアパートの屋上を訪ねてきたのです。

その後、ジョナスがバンの運転手となりレイラ誘拐を手伝わされることに……。

川の近くでバンを止めると、2人の男はレイラの乳房を切り取ったあと惨殺。

そして、ジョナスが喋らないと知りつつ彼の職場である墓地にレイラの遺体の一部を投げ捨てたのでした。

ジョナスは犯人のひとりが”レイ”という名前であるとスカダーに告げた直後、そのまま屋上から飛び降りてしまいました。

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【誘拐の掟】結末まで

最初の被害者マリー・ゴッテスキンドは、DEAの捜査官でした。

ピーターは、弟夫妻が旅行中に留守番を頼まれた際、大金を見つけてしまいます。

その金を持ってドラッグを買いに行ったところでマリーに逮捕されますが、ケニーを売るかわりに見逃すと取引しました。

しかし、2人の男(犯人)がマリーを殺害して彼女の持っていた携帯無線機と売人リストを奪っていったのです。

そのリストにはケニーの名前も載っていたため、キャリーがターゲットになったと言うことでした。

スカダーが刑事を辞めた理由:非番の日、警官がただ酒を飲めるバーで飲んでいたところ、3人組の男が入ってきてバーテンダーを射殺。スカダーは2人を射殺して1人の足を撃った。しかし、1発が7歳の少女の目に命中して即死。彼は自ら警察を去り、それ以来酒も断った。

一方で、殺人犯たちは次のターゲットの妻が意識もなく寝た切りの状態だったため、変更しようとしましたがルシア(ダニエル・ローズ・ラッセル)という娘がいることを知り、留守中に自宅に侵入して誘拐しました。

スカダーはケリーの紹介でランドーから依頼を受けます。

犯人からランドーに身代金の要求電話が入ると、スカダーはTJに連絡して自分のアパートから必要なものを持ってくるよう指示。

その後、再び掛かって来た犯人からの電話でスカダーは強気の交渉を行います。

金の受け渡しはスカダーが行い、場所はグリーンウッド墓地を指定。

「取引が完了すれば自分は口を閉ざす」

TJが持ってきた箱の中には、かつてスカダーが少女を撃ってしまった時に着ていたコートと、拳銃と弾が入っていた。

スカダーは、ケニーとランドー、ピーターの4人で墓地に行き、TJは車で待機していました。

しかし、ルシアと身代金を交換したものの犯人に身代金のほとんどが偽札だとバレてしまいます。

スカダーが隠し持っていた拳銃で犯人のひとりを撃つも、相手は防弾チョッキを着用していたため、その場で激しい撃ち合いとなりピーターが死亡。

犯人は逃走してしたものの、それに気づいたTJが先回りして、犯人のバンの後ろに乗り込んでいたのです。

2人組の片方に銃弾が命中していたようで、アジトに戻るとひとりが怪我をした仲間を絞殺し、それをTJが目撃してしまいます。

スカダーとケニーは、TJの通報でアジトに向かうと、何も知らずに食事をしていた残りのひとりを拘束しましたが、目を離した隙に拘束を解くと地下に居たケニーを殺害。

*ケニーは妻が殺害された場所と、その時使われたであろう道具を確認に地下へ行った

気づいたスカダーと犯人は激しい肉弾戦となり、最後はスカダーが男の頭を撃ち抜いて終わりました。

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【誘拐の掟】の感想

通常、誘拐犯や殺人犯が2人組だと意見が分かれるため単独犯が多いようですが、この作品では最後まで2人の意見が対立することなく犯罪を犯していく珍しさも見どころ。

最後は怪我を負った男が邪魔となって、もうひとりが殺害するという結果になりましたが、もしかしたら殺害した男の方が行かれていたのかも?というような感じでした。

誘拐ものといえばリーアム・ニーソンですが、【96時間】(2008)のような激しいアクションシーンはなく、どちらかと言えば【トレイン・ミッション】(2018)を思わせるような作品です。

犯人を絞り込んでいく様や犯人の狙いを口にしないものの、彼の中ではすでに犯人像が出来上がっているという観察力もずば抜けていました。

たとえ誰であろうとむやみに命を奪わないと決めたのは、7歳の少女のことがあったからでしょう。

しかし、犯人はクズ。

最終的にスカダーが取った行動は結果としては正解でしたが、彼の心はまた傷を重ねてしまったのかもしれません。

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