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【小さい魔女とワルプルギスの夜】ちいさな魔女の優しさと成長を描く不朽の童話を映画で。

小さい魔女とプルギスの夜
©2017 Claussen+Putz Filmproduktion GmbH / Zodiac Pictures Ltd / Studiocanal Film GmbH / Frank-Markus Barwasser - All Rights Reserved

映画【小さい魔女とワルプルギスの夜】ネタバレ。

「大どろぼうホッツェンプロッツ」や「クラバート」などで世界的に知られているドイツ児童文学者であるオトフリート・プロイスラーの、60年間愛されつづけている不朽の名作が実写映画化。

ドイツにて120万人動員の大ヒット作品【ハイジ アルプスの物語】(2015)を生み出したスタジオカナルのスタッフが再集結して製作しており、名門・プラハ交響楽団が楽曲を演奏するという贅沢かつしあわせなお話をご紹介いたします!

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【小さい魔女とワルプルギスの夜】のあらすじ

小さい魔女とプルギスの夜
©2017 Claussen+Putz Filmproduktion GmbH / Zodiac Pictures Ltd /
Studiocanal Film GmbH / Frank-Markus Barwasser – All Rights Reserved

ブロッケン山から少し離れた森の中。

風変わりな一軒家に、小さな魔女(カロリーネ・ヘルフルト)とその相棒であるカラスのアブラクサスが済んでいました。

彼女の夢は年に一度行われる魔女のお祭り「ワルプルギスの夜」で踊ること。

しかし、127歳の小さい魔女はまだ半人前扱いで大きい魔女しか招待されないため、今年も招待状がこないことに落ち込んでいました。

今年こそはと、諦めきれない彼女はアブラクサスの言葉を聞かずに、こっそりとお祭りに紛れ込むことに成功。

念願の踊りに参加するものの、ルンプンペルおばさんに見つかってしまいます。

お祭りから永久追放されてしまいそうになるものの、「いい魔女」のテストに合格したら来年踊ってもいいと言われました。

ただそれには<魔女辞書>に載っている7892個の呪文を覚える必要があり……。

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【小さい魔女とワルプルギスの夜】の見どころ・ネタバレ

「自分は自分でいい!」と信じられるまで

「ワルプルギスの夜」で踊りたい!という気持ちからいい魔女になるため、たくさんの呪文を覚えることになった小さい魔女。

その間にも、人間の村に行ったりアブラクサスと話したりしているうちに「魔女だから人にとっていいことをしてはいけないのか?」という疑問を持ち始めます。

魔女は悪さをして当然、という大きい魔女たちに対し、大きい魔女に認められるよりも自分らしくありたい!と気づいた彼女。

終盤、ひとりで突き進んで立ち向かっていく姿は、最初と比べると彼女がとても賢く、強くなっていることがよくわかるかと思います。

ファンタジーかつちょっぴりダークな世界観に酔いしれて

ハルツ地方で撮影されたという本作の外でのシーンは、美しい自然がありありと広がっており、映画冒頭から現実から引き離されるのではないかと思います。

小さい魔女の家は、苔の生えた岩の上に本物の木を使用して建てられたもので、魔女らしい古めかしく妖しげな本や雑貨、ハーブや食材がいっぱいでワクワクしてしまうこと間違いなしです!

特に子どもたちに魔女だと証明するために、魔法を使用してはいけない日楽しい魔法を使うシーンは必見です。

また、原作に関して、児童文学とはいえ侮るなかれ!

オトフリートの作品は、もしかすると子どもよりも大人が楽しめる作品が多いと思います。

ファンタジー、特に魔法や魔女がお好きな方は「小さい魔女」のほか、冒頭で述べました「クラバート」(2008年にて【クラバート 闇の魔法学校】で実写映画化しています)、「大どろぼうホッツェンプロッツ」などにも触れていただけると、彼の世界観をより深く知ることが出来るはずです。

ちなみに「クラバート」は宮崎駿が【千と千尋の神隠し】(2001)を製作時に参考にしたそう!

近年実写映画化されたファンタジー児童文学といえば、オンネリとアンネリシリーズがありますが、本作はもっとダークで不思議と引き込まれる作品であると言えます。

映画に登場する動物たち、実は…

【小さな魔女とワルプルギスの夜】には、カエルやウサギなど多くの動物が登場します。

CGなのかと思いきや、実は300匹以上の動物たちが出演しているというから驚きです!

動物トレーナーによって調教された動物たちは、しっかりと指示通り動いてくれたようで、視聴していても全く違和感を感じません。

また、アブラクサスに関しては「アニマトロにクスパペット」というロボットが使用されているそうです。

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【小さい魔女とワルプルギスの夜】まとめ

出典:www.amazon.co.jp
魔女はこうあるべき、というステレオタイプな考え方に疑問を感じた小さい魔女は、彼女のことが好きな人間や動物たちに支えつつも<魔女辞書>の膨大な知識を自分のものにして大きい魔女に対抗していく姿に勇気づけられる方も多いことでしょう。

「男性・女性だからこうあるべき」という考え方が日本でも少しずつ見直されてきているように、昔ながらのイメージや考え方に関してはどの種族にも言えることなのかもしれません。

幻想的なお話は数あれど、人間が生活する現実的な世界も本作には身近にあって、森が近くにある場所に住んでいるならば魔女が住んでいるのでは?と空想してしまいそうです。

また、原作でも小さい魔女には名前がついていないこともあり、親子で観に行かれた方は魔女の名前を考えてみるのもいいかもしれませんね!

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