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【キャロル】ネタバレと考察。自分に正直に生きたい全ての人に見て欲しい映画。

「キャロル」出典:Amazon

【キャロル】のネタバレと考察。1950年代NYのクリスマスを舞台にケイト・ブランシェットとルーニー・マーラ、演技派の2人が美しい恋を描く。

© NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト

製作

公開:2016年 アメリカ

監督:トッド・ヘインズ

原題:Carol

配給:ファントム・フィルム

キャスト:ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、カイル・チャンドラー、サラ・ポールソン、ジェイク・レイシー、ジョン・マガロ

動画配信

 

当サイトでご紹介しているものは2020年11月現在のものです。状況により配信されていない場合がございますので各サービスでご確認ください。

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【キャロル】あらすじ

1952年、ニューヨークはクリスマスシーズンで賑わっていた。

デパートのおもちゃ売り場で働くテレーズは、娘のプレゼントを買いに訪れた美しい金髪の女性キャロルに目を奪われる。

キャロルもテレーズに声をかけ、おもちゃを注文する。

そして、サンタの帽子を被るテレーズに「帽子可愛いわ」とジェスチャーし去っていく。

キャロルが忘れた手袋をテレーズが届けた事をきっかけに、2人の交流が始まる。

テレーズにはボーイフレンドがいるが、船旅や家族のクリスマス会に誘わても全く気が乗らない。

しかし、キャロルからの誘いには胸をときめかせ、彼女の世界にどんどんはまり、キャロルもまた ❞まるで天から降りてきたよう❞ なテレーズに惹かれていく。

キャロルは、離婚協議中で夫のハージと娘の親権問題でも揉めていた。

親友のアビーとも親密な関係にあったことが、キャロルを不利な状況にしていたのだ。

まだキャロルに未練があったハージは、テレーズの存在を知ると2人の仲を怪しみ、次の審問の日まで娘と会う権利をキャロルから取り上げる。

キャロルは、そんな現実から逃げるかのように車の旅にテレーズを誘う。

彼女たちは旅先で2人だけのクリスマスを祝い、互いの絆を深める。

そして新年を迎える夜、ついに2人は結ばれた。

しかし、ハージの雇った探偵が2人の仲を暴き、娘の親権を永久に奪われると聞いたキャロルは、手紙を残してテレーズのもとを去っていく。

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キャスト情報

キャロル・エアード/ケイト・ブランシェット

https://twitter.com/carol_movie/status/684500860185874432

赤い服、赤い口紅、赤いマニュキアが似合う、裕福な美しい女性。

夫と離婚協議中。

娘リンディを溺愛している。

キャロルを演じるケイト・ブランシェットは【エリザベス】(1999)でゴールデン・グローブ賞主演女優賞を、【アビエイター】(2005)ではアカデミー助演女優賞、【アイム・ノット・ゼア】(2007)でゴールデン・グローブ賞助演女優賞、【ブルージャスミン】(2014)においては、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞、アカデミー主演女優賞を受賞している。

最近では【オーシャンズ8】(2018)のルー役がカッコイイと話題になった。

テレーズ・ベリベット/ルーニー・マーラ

画像出典:https://twitter.com/carol_movie/status/695191869920116736

人形よりも電車の模型が好き。

ぱっつん前髪が似合うキュートな女の子。

写真家を夢見ながら、高級デパートでアルバイトをしている。

テレーズを演じているルーニー・マーラは【ソーシャル・ネットワーク】(2010)で主人公の恋人役で有名になる。

以降、【ドラゴン・タトゥーの女】(2012)、【サイド・エフェクト】、(2013)【her 世界でひとつの彼女】(2014)、【ア・ゴースト・ストーリー】(2018) 【ドント・ウォーリー】(2019)など順調にキャリアを築いている。

本作品では、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で女優賞を受賞した。

アビー・ゲハルト/サラ・ポールソン

いつも困った時に助けてくれるキャロルの親友。

アビーを演じるサラ・ポールソンは【アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件】(2016)でエミー賞主演女優賞、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞している。

最近では【オーシャンズ8】(2018)のタミー役で話題をさらった。

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【キャロル】ネタバレと考察。

時代背景

原作は「見知らぬ乗客」「太陽がいっぱい」で知られる、アメリカの人気作家パトリシア・ハイスミス著「The Price of Salt」。

彼女の実体験をもとに作られた本作品は、1950年代には別名義で出版されていた。

当時は実名では出版できない時代背景があった

同性愛は犯罪、または病気とされていた

キャロルが戻ってからのハージの両親の会話でも、キャロルを病人扱いしている事が伺える。

また、キャロル自身も親権を勝ち取るために心理療法を受けた。

キャロルの強さ

キャロルはもともと強い女性である。

それは彼女の赤いコートや赤いスカーフなどに現れているように思える。

彼女は世間に負けてテレーズを捨てたわけではない。

娘のリンディを人質にとられていたからだ。

それまでは、ハージにアビーとの深い関係がバレても臆することなく堂々と離婚を迫っていた。

しかし、時が経つにつれてテレーズの大切さを痛切に感じる。

審理の日、キャロルは今までの主張を覆し言い放つ。

自分に偽りを持って生きるなんて嫌だわ

リンディに定期的に会うことは譲れないが、リンディの幸せを考えるとハージが育てた方がいい。

真摯に娘の幸せに向き合ったことと、自分の気持ちを正直に伝えることによってハージの心も変えた。

テレーズの成長

テレーズは、キャロルと出会うまでは漠然とボーイフレンドと付き合い、写真家を夢見ていたものの実現に向けて何かをしていたわけではなかった。

キャロルと出会って愛を知り、傷ついたことにより強くなる

そして、写真家になる一歩を歩み出すためNYタイムズに勤める。

服装がどんどん垢ぬけていくところにもそれが表れている。

選択される側からする側へ

2人の関係はキャロルが主導権を握っていた

キャロルが手袋を置いたのは、おそらく故意だったと思われるし、ランチに誘いメニューを選ぶのもキャロル。

家に招待したものの、テレーズを追い返すのもキャロルだった。

テレーズは、旅に誘われ、ベッドに誘われ、そして置いていかれ……振り回されてきた。

しかし、キャロルが本当に大切な事がわかった時、立場は逆転する。

キャロルは愛を告白し、テレーズに一緒に住んでくれと懇願するがテレーズの答えはノーだった。

しかし、エンディングでテレーズも自分の愛を探しに行く。

今度はテレーズが選ぶ番だった。

テレーズはキャロルの元に現れる。

ここで2人は対等に愛し合うふたりになる。

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映画【キャロル】の感想

同性愛が困難な時代背景を扱った映画は他にもある。

たいていは失恋や自殺など悲劇的な結末で終わる事が多い

それだけに、❞主人公が幸せになるかもしれない❞ といった感じで終わる映画はとても気持ちがいい。

そして2人の美しさといったら溜息が出るばかり。

ケイト・ブランシェット、あんなに毛皮が似合う女優は他いいるだろうか。

そしてとても男前。

ルーニー・マーラも、ぱっつん前髪とスレンダーなスタイルにこの時代のファッションが似合っていて、オードリー・ヘップバーンのように可愛かった。

何度も見たくなる映画である。

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