【バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ】は、2022年1月28日公開予定のアメリカのホラー映画。
全世界シリーズ累計売上が、1億1700万本を超えるCAPCOMの大人気ゲームから誕生した、大ヒットサバイバルアクション映画【バイオハザード】シリーズの原点を描いています。
ポール・W・S・アンダーソン監督の【バイオハザード】(2002)から【バイオハザード:ザ・ファイナル】(2016)まで、製作された【バイオハザード】シリーズとは異なったリブート作品で、ゲームのオリジナルストーリーに基づいて製作されました。
暗黒感と恐怖感を合わせたホラーアクションであるとともに、原作ゲームプロットに忠実に再現しているため、より大きな期待感を募らせます。
また、“残りの時間は、7時間以内に死の都市を脱出せよ”というシナリオから、ストーリーの緊張感も高まります。
公開年/製作国 2022年 アメリカ/ドイツ/フランス/イギリス
原題:Resident Evil: Welcome to Raccoon City
配給:ソニー・ピクチャーズ・リリーシング
原作:Resident Evil(Biohazard)
監督:ヨハネス・ロバーツ
「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」公式サイト
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あらすじ
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1980年代、クレア・レッドフィールド(リリー・ゲイル・リード)とクリス・レッドフィールド(ダクストン・グレイ・グジュラル)の兄妹は、ラクーンシティの孤児院に住んでいました。
クレアは、アンブレラ社の職員であるウィリアム・バーキン博士(ニール・マクドノー)の研究室に連れて行かれ、実験されていた少女リサと友達になります。
クレアはバーキン博士から実験に参加するように迫られ孤児院から逃げ出しました。
1998年、クレア(カヤ・スコデラリオ)はヒッチハイキングでラクーンシティに戻りますが、乗せてくれたトラックの運転手(パット・ソーントン)が道の真ん中にいた女性を轢いてしまいました。
ここでトラック運転手の飼い犬が、女性が流した血を舐めてしまいます。
運転手はクレアを降ろした後、飼い犬に噛まれて事故を起こし、身体中が炎に覆われたまま警察署に入りました。
すると、警察署の入り口でうたた寝していた新米警察レオン・S・ケネディ(アヴァン・ジョーギア)は、トラック運転手が近付いて来るにも気付かず、警察署長の発砲音で目を覚ましました。
状況が掴めないままレオンは、警察署を閉鎖。
一方で、クレアはアンブレラ社の実験について警告するためクリス(ロビー・アメル)の家に行きます。
クリスが警察署に行っている間クレアが自宅で待っていると、一人の子供が母親から逃げてクリスの家に入って来ます。
母親と子供は明らかに不気味な行動をしていたため、危機感を感じたクレアは、クリスのバイクで警察署に向かいました。
一方で、スペンサー邸宅を調べに行ったS.T.A.R.S.BRAVOチームが行方不明になったと聞かされたクリスは、ジル(ハナ・ジョン=カーメン)、アルバート(トム・ホッパー)、リチャード(チャド・ルック)、ブラッド(ネイサン・デイルズ)で結成されたS.T.A.R.S. ALPHAチームで調査に向かったものの……。
【バイオハザード】シリーズ
映画【バイオハザード】シリーズは、全世界シリーズ累計売上が、1億1700万本を超えるCAPCOMの大人気ゲームから誕生した大ヒットサバイバルアクションです。
膨大な世界観を基にしたディテールが活かされているストーリーと破格的なビジュアルで、2002年に映画【バイオハザード】がスタートしました。
その後、15年間で計6本が公開され“ゾンビホラーアクションのレジェンド”と呼ばれるようになります。
ポール・W・S・アンダーソン監督の映画【バイオハザード】は、計6つの編で構成されたシリーズ映画。
- 【バイオハザード】(2002)
- 【バイオハザードII アポカリプス】(2004)
- 【バイオハザードIII】(2007)
- 【バイオハザードIV アフターライフ】(2010)
- 【バイオハザードV リトリビューション】(2012)
- 【バイオハザード:ザ・ファイナル】(2016)
本作の主な物語は、ゲーム”バイオハザード”(2002)と”バイオハザードRE:2”(2019)のあらすじを基にしており、特に”バイオハザードRE:2”(2019)の視点を背景に原作ゲームのシナリオを追っています。
ミラ・ジョヴォヴィッチが演じたアリスは出演せず、ゲーム”バイオハザード”(2002)のキャラクターがそのまま出演し、【バイオハザードIII】(2007)から【バイオハザード:ザ・ファイナル】(2016)までアリ・ラーターが演じたクレア・レッドフィールドが本作を率いるキャラクターになっています。
本作は、従来のシリーズとは結びつかない全く異なった世界観で、3部作として出る計画になっているようです。
また、今回の映画は【バイオハザード】(2002)の背景であるスペンサー邸と、【バイオハザードII アポカリプス】(2004)で主要ストーリーが展開されるラクーンシティ警察署、そしてゲームで展開される主要事件などゲームの設定やキャラクターを原作のまま製作しています。
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【バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ】は、CAPCOMの協力でゲームの中の背景を再現したため、ゲームファンの満足感が最も高いと言われています。
映画は銃を使ったアクションが大半で、恐怖を押し上げた映画の全般的な雰囲気がありました。
ゾンビジャンルではありますが、エイリアンのような怪物やビルという奇怪な人間まで出て来るなどグロテスクなシーンも原作通りで、まさに最高のホラーアクションと言っても過言ではありません。
ゾンビ映画特有の始まりが与える恐怖感はもとより、病気になった人間が徐々に変わっていく姿が恐ろしくもあり、より印象に残りました。
まとめ
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【バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ】で、エンディング映像で死んだはずのアルバート・ウェスカーを生き返らせたのは、”バイオハザード”で人気のあるエイダ・ウォンでした。
黒いサングラスをかけて「何が望みだ」と尋ねたアルバートに、微笑みながら去るエイダ·ウォンの姿から、続編を匂わせます。
黒いサングラスをかけたアルバート・ウェスカーと言えば、原作ゲームでもミラ・ジョヴォヴィッチ主演の【バイオハザード】シリーズでも、黒幕悪役として登場していました。
本作でもエンディング映像で暗示した事から、続編ではヴィランとして登場するのが予想されます。
なお、本作はラクーンシティの中で起こる出来事を描いているので、密閉された空間での臨場感を味わえるのはもちろん、一人称で表現される銃撃シーンも原作ゲームをしている時と同じような感覚でした。
また、ラクーンシティのアンブレラ社についての話と、そこに留まった哀れな住民達と実験台にされた子供達の話がありましたが、実験対象の子供たちからウイルスが発生したという点はあまりにも非道で残酷で、この映画を通じて現実的にも強く考えさせられるような映画でした。