「ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン」キャスト・あらすじ・みどころ解説。密室で起きた不可解な殺人事件の謎を、名探偵ブノワ・ブランが追う。信仰と人間心理が交錯する教会という舞台で、誰も予想できない展開が幕を開けるシリーズ史上最も挑戦的なミステリー
作品情報
- 2025年/アメリカ
- 監督:ライアン・ジョンソン
- 原題:Wake Up Dead Man: A Knives Out Mystery
- 配信:[Netflix]
- 配信日:2025/12/12
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ストーリー

アップステート・ニューヨークの小さな教会。そこには、カリスマ的な司祭ジェファーソン・ウィックスのもと、熱心な信徒たちが集まっていた。
ある聖週間の日、ウィックスは信徒たちの前で説教を終えると、突然“密封されたコンクリートの箱”の中に入る。だが、わずか数十秒後、扉を開けると、そこには刺されて亡くなったウィックスの姿があった──
誰も出入りできないはずの密室で起きた信じがたい事件だった。
名探偵ブノワ・ブランは、迷宮のような教会の構造を隅々まで調べながら、不可解な状況の謎を解き明かそうとする。礼拝堂、舞台、通路、控室……どこにも不審な痕跡は見当たらない。
しかし、コミュニティの人々にはそれぞれ秘密があり、ブランは微妙に食い違う証言の中に真実の糸口を見つけようとする。
若い司祭ジャッド・デュプレンティシー、教会の有力者マーサ・デラクルア、町の医師ナット・シャープ、影響力を持つヴェラとサイ・ドレイヴンなど、多彩な人物たちが事件に絡み、信仰、嫉妬、支配、罪の意識といった人間の複雑な感情が浮かび上がる。
ブランは、聖なる空間に隠された仕掛けと、人々の心に潜む秘密を手がかりに、この不可能犯罪に挑んでいく。
密室の中で何が起きたのか。ブランの推理はどこまで真実に迫れるのか。
登場人物|キャスト
ブノワ・ブラン

「ナイブズ・アウト」シリーズでおなじみの私立探偵であり調査員。密室殺人という前代未聞の事件に挑む。
ジャド・デュプレンティシー牧師

若き司祭。事件の直前までは神父の補佐として礼拝や儀式を取り仕切り、信徒たちの相談や指導も担当していた。真面目で誠実だが、若さゆえに未熟な部分もあり、神父やコミュニティ内の複雑な人間関係に翻弄されることも。
マーサ・ドラクロワ

演:グレン・クローズ
ウィックス大司祭の右腕。教会コミュニティの中で大きな影響力を持つ有力者で、信徒たちの生活や教会運営にも関与している。表向きは冷静で威厳のある人物だが、内面は野心家で計算高い。
ジェファーソン・ウィックス大司祭

密室事件の被害者。信徒たちからは絶大な信頼を集めるカリスマ的存在で、礼拝や儀式を指導する一方で、その強い影響力ゆえに人々の嫉妬や疑念も生む。冷静で威厳のある表の顔と、秘密や葛藤を抱えた裏の顔を持つ。

ジェラルディン・スコット役
演:ミラ・クニス

ナット・シャープ博士役
演:ジェレミー・レナー

ヴェラ・ドレイヴン役
演:ケリー・ワシントン

リー・ロス役
演:アンドリュー・スコット
- ケイリー・スピーニー
- ダリル・マコーマック
- トーマス・ヘイデン・チャーチ
- ジェフリー・ライト
- アニー・ハミルトン
- ジェームズ・フォークナー
- ブリジット・エヴェレット
- ノア・セガン
- ジョセフ・ゴードン=レヴィット
見どころ
本作の最大の見どころは、シリーズ史上最も挑戦的な不可能犯罪の謎だ。密封された箱の中で発生した殺人事件という前代未聞の状況が好奇心を煽る。
教会という舞台は、合理的な推理と信仰心という二つの価値観が交錯する場所でもあり、ブノワ・ブランの鋭い洞察力が光る。
また、登場人物たち一人一人が複雑な背景や動機を抱えており、その心理的な揺れや秘密が事件解明の鍵となる。さらに、礼拝堂や舞台、祈祷室など、教会の構造や空間自体がミステリーの重要な要素として、物理的な仕掛けと心理的駆け引きが絶妙に絡み合う。
前作の豪邸や島という舞台とは異なり、今回は小さな町と閉鎖的な教会という環境が舞台となっており、シリーズの新しい側面を楽しめる。
信仰、嫉妬、支配、罪意識といった人間の感情が複雑に絡み合う中、誰が真実を知り、誰が偽りを語るのか──最後まで目が離せない展開が待っている。
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「ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン」(c)Netflix
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