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映画【マガディーラ 勇者転生】大ヒット映画【バーフバリ】シリーズはここから始まった!

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映画【マガディーラ 勇者転生】あらすじと見どころ。

株式会社ツインさんが配給し、とんでもない大ヒットに繋がったインド映画【バーフバリ 王の凱旋】。

そんな大作が生まれたきっかけとなった作品が、S.S.ラージャマウリ監督の伝説的映画【マガディーラ 勇者転生】です。

2009年にインドで公開。

日本では、約10年の時を経て2018年に公開されました。

この記事では、【マガディーラ 勇者転生】のあらすじと見どころのすべてをお伝えします。

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映画【マガディーラ 勇者転生】あらすじ

「バーフバリ」の原点。

400年の時を超えて甦る、運命の恋

出典:【マガディーラ 勇者転生】公式サイトから引用

遠い昔、とある高貴な女性が崖から落ちていくシーンから始まります。

時は変わって現代のハイデラバード。

難易度の高いテクニックを持ち、バイクレーサーとして生計を立てている青年ハルシャは、ある日バスを待つ女性の手に偶然触れてしまいます。

触れた瞬間、不思議な感覚を感じた彼は、先ほどの女性の側にいた女子大生に彼女のことを尋ねました。

その女性の友人だった女子大生は、ハルシャに「彼女に会わせることができるかも」と言います。

女性がインドゥという名前であると知ったハルシャは、女子大生を通じて彼女に会う機会を取り付けるものの、なかなか出会えず仕舞い……。

それもそのはず、友人だと告げた女子大生こそがインドゥだったのです。

彼女は徐々に、ハルシャの一途な思いに惹かれていることに気づいてきます。

同じ頃、インドゥのいとこのラグヴィールが彼女に一目惚れ。

自らの父を殺してまでインドゥの家族につけ込もうとするも、何故か彼女に近づくと自分が斬り殺される幻を見てしまい、思うようにいきません。

気になったラグヴィールは、原因を見つけるため祈祷師の元を訪れると……。

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【マガディーラ 勇者転生】の見どころ

遠き過去と現代を駆ける400年の恋!

【バーフバリ】シリーズは、マヒシュマティという王国が舞台でしたが、本作は現在のインド・ハイデラバードと400年前のウダイガルという王国と、2つの舞台構成です。

インド映画あるある(?)なダンスシーンが、冒頭から”飛ぶように”盛り込まれたり、一風変わったタイトルの登場の仕方など、思わずツッコミを入れたくなるような場面がちらほら。

しかし、何故ハルシャもラグヴィールもインドゥに対して不思議な感覚を持つのかと思えば、400年前の恋と戦いが過去にあり、ふたりは因縁の相手であるという彼らの前世についての衝撃の展開に、思わず見入ってしまうこと間違いありません。

【バーフバリ】との相違点を探すのがおもしろい!

本作は【バーフバリ】シリーズの原点であるだけあって類似点が数多く存在しています。

登場人物たちの関係(相関図にするとわかりやすいですがいとこや兄弟などかなり続柄が近い部分でいざこざが起きていることがわかると思います)、王国などの雰囲気、主人公、ライバル、ヒロインなどなど。

しかし、よく見ると相違点もありました。

例えばミトラヴィンダと、【バーフバリ 王の凱旋】のデーヴァセーナ。

立場はふたりとも王族であれど、ミトラヴィンダは正真正銘のお姫さまです。

伝説級のバイラヴァに敵から守られて、彼のことを心配そうに見つめているシーンがある反面、デーヴァセーナは敵が襲撃してきても自らも応戦し、バーフバリと同じように弓で戦うシーンすらあるほどの弓の達人。

守られているだけのヒロインではありません。

ヒーローに守られるヒロインも素敵ですが、強い女性もかっこいいですし、時代に沿った変化を遂げていると感じる部分でした。

また、本作ではハルシャに手を貸してくれるソロモンの存在も興味深いです。

【バーフバリ 王の凱旋】では、カッタッパがバーフバリの相棒的存在でしたが、奴隷とはいえ彼にとって家族のような間柄でもあるふたりに対し、ハルシャとソロモン(前世だとバイラヴァとシェール・カーン)は全くの他人。

最初は殺しにかかってきたくらいの敵です。

「ここはきっとこのように生かされている」と想像しながら観ていくのも、とても楽しいのではないかと思います。

偶然すぎて壮大すぎるくらいがちょうどいい。

メインキャラがほぼ同時期に前世の記憶を思い出したり、リアルならちょっと無理があるピンチの乗り越え方や神業テクニックの数々。

前世の頃に存在していた場所が、あまり荒れることなくしっかりと存在していたりと、フィクションと言ってしまえばそれまでなのですが、本作も【バーフバリ】シリーズも不思議とそれがちょうどいい、と思えてくるのです。

おそらく、思い描いているようなアクションや物語の展開で、思わずスッキリするくらい裏切られないものを観たい、と願っているからかもしれません。

そうでなければ、ボリウッドと呼ばれるほどの映画大国であるインド国内で1位を記録し、ロングランヒットをたたき出し数々の賞を受賞することはないでしょう。

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【マガディーラ 勇者転生】のまとめ

【バーフバリ 王の凱旋】の大ヒットを受け、緊急来日を果たしたS.S.ラージャマウリ監督は、日本での熱狂度に感動して公開を希望したこともあって上映が実現した本作。

【バーフバリ】を観たあとだからこそ楽しめる部分もあるとも思いますし、まだ【バーフバリ】をご覧になっていない方は、製作年の順番を追って本作を先に観るという選択肢もあると思います。

【バーフバリ】との比較もさせていただきましたが、本作からインド、ロマンティック・アクション映画へと誘うのもおもしろいかもしれません。

今後のインド映画事情からも目が離せなくなること間違いなしです!

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