映画【SPY/スパイ】あらすじとネタバレ。
全米で公開後大人気となり、日本では劇場未公開の映画【SPY/スパイ】は、主人公とイケメンおやじ2人のスパイアクションコメディ。
セリフやシーンすべてがコメディ一色で、いつもはクールなアクションで魅了するジェイソン・ステイサムもコミカルに徹する師玉の一品です。
とんでもないものを観てしまった……とハマること間違いなし!
映画【SPY/スパイ】あらすじ
出典:www.amazon.co.jp
CIAの分析官スーザン・クーパー(メリッサ・マッカーシー)は、CIAのオフィスから任務遂行中のパートナー・エージェント、ファイン(ジュード・ロウ)をサポートをしていました。
ファインの任務は、核爆弾の隠し場所を知っている唯一の男ボヤノフ(ラード・ラウィ)から、その隠し場所を聞き出して探し出すこと。
しかし、ファインがクシャミをした反動で発砲し、誤ってボヤノフを殺害してしまいました。
これで核爆弾の隠し場所を知る者は居なくなってしまった……と思われましたが、ボヤノフの娘レイナ(ローズ・バーン)ならその場所を知っていると睨んだファインは、ひとりで彼女の自宅に潜入します。
ところが、ファインの潜入がバレてレイナに撃たれてしまいます。
さらにレイナは、「ブラッドリー・ファイン、リック・フォード(ジェイソン・ステイサム)……CIAエージェントの身元はすべて調査済よ」と言い、スーザンがカメラを通して見ている中で、ファインの頭を撃ち抜いたのです。
直前までサポートしていたスーザンは、「自分は顔を知られていないし、ファインの仇を取りたい」から、自分が潜入したいと上司のエレイン(アリソン・ジャネイ)に申し出ました。
エレインから許可が下りたものの、納得がいかなかったフォードはCIAを辞めると言って去ってしまいます。
スーザンには、フランス・パリでデ・ルーカ(ボビー・カナヴェイル)を監視しろと言う任務が与えられました。
初めての任務に緊張を隠しきれない様子のスーザン。
しかし、パリにはなんとCIAを辞めたはずのフォードが……。
【SPY/スパイ】のココを観て!
あのジェイソン・ステイサムが!?
本作の見どころのひとつとして、コメディに徹したジェイソン・ステイサムの演技に注目です。
彼はこれまでクールでキレッキレのアクション俳優として知られており、代表作【トランス・ポーター】や【エクスペンダブルズ】、近年では【ワイルド・スピード】シリーズにも出演しています。
そんなクールなステイサムが、本作ではドン臭いコミカルなキャラに徹しているのです。
カッコよくドアを開けて出ようとしたら、 コートがノブに引っかかって転倒したり、リュックをすり替えられたのに気づかず、スーザンが知らせてくれなければ危うく木っ端みじんになるとか……。
しかし、どんなにドン臭くても、ぜったいに自分を”クール”と思ってるフォードを演じきっているのがまた面白いのです。
また、スーザンとの言い合いで自分の”武勇伝”を自慢するのですが、そのどれもが決して武勇伝ではないのも笑いの要素。
・毒物系の地下組織に潜入した際は、179種類の毒物を一度に全部飲んだから自分には毒性がある
・自分は気配を消せるから誰にも見えない(といいつつ、カフェでボーイに当たる)
・目隠しで水上スキー、中年過ぎてからピアノ
・自分で心肺蘇生
・目からガラスを自分で抜く
・高層ビルから飛び降りてコートをパラシュートにしたけど両足骨折
・飲んだマイクロチップを排泄してPCを作った
・切断された左腕を右の腕で縫合した
・要人の殺害予告があった時、自分はオバマ大統領の替え玉で会議に出た
・飛行機から落とされた恋人が、他の飛行機にぶつかるのを見た
・車ごと列車の上に飛び乗った、火だるまで(車じゃなく自分が火だるま)
こんな武勇伝?をクールに話すステイサム、笑うポイント高過ぎです!
実はスーザンは優秀だった!?
スーザンは、ぽっちゃり以上の体形でスパイ活動は無理なように見えましたが、実は驚くほど優秀だったのです。
アカデミーではサポート業務がトップで、入局してからは銃なんか持ってないという顔をしていたものの、彼女の訓練の映像を確認すると、意外にも身軽で素早く無駄の無い動き。
上司エレインも「凄すぎる」と感心するほどの動きを見せていたのです。
その時の指導係はファインで、これほどまでに優秀なのに現場に出なかったのは”内勤の方が向いてる”とファインに言われたからでした。
スーザンは、ファインに憧れていたので彼を徹底的にサポートすることを選んだようです。
今回は、エージェントとして動くことになったス-ザンでしたが、尾行して報告するだけが任務だと念を押されます。
監視だけでターゲットに接触してはいけない
しかし、スーザンは”これだけ”とか”もう少し”と居ながら、どんどんプロエージェントの領域に入り、ターゲットを追ったり敵を倒したりしてしまいます。
行きあたりばったりでのドンパチでも格闘でも、どんな状況でもなぜか上手くいってしまうスーザンは最高の見どころです。
全部がコミカル!
冒頭からラストまですべてがコメディ一色に包まれた作品ですが、ラストではちょっぴりかっこいいジェイソン・ステイサムも見られます。
しかし、「これからイタリアからギリシャまでボートで回る。男には海が必要だ」と、かっこよく去ったものの、実は彼が海だと思っていたところは”湖だった”というオチもあるなど、最後の最後まで楽しませてくれます。
また、ファインが最初の方で撃たれてしまいましたが、あれはレイナと共謀して死んだように見せかけただけ。
その後、生きていることが分かり、さらにCIAを裏切ってレイナの恋人となり手を組んでいた……というシーンも。
ただ、本当にCIAを裏切っていたのではなくレイナを信用させるためにしていたこと。
実際は、ちゃんとCIAエージェントとして”やるべきことをやっていた”のです。
ファインはフォードのようなドン臭キャラというより、色っぽくてコミカルクールなエージェントという感じでした。
冒頭で、スーザンにネックレスをプレゼントしましたが、彼女が好きだと言う”カップケーキ”型のもの。
センスの無さでは、フォードを超えるかも!?
映画【SPY/スパイ】の感想
日本劇場未公開と言うことで、気になって視聴しましたがジェイソン・ステイサムの意外な一面を見たようで純粋に面白いと感じました。
スピード感もスパイ感もある作品で、レイナを守る護衛が軟弱で「護衛にならない」というのも笑いのポイント。
スーザンが、次にどうすればいいのかが瞬時に判断し、敵を倒していくシーンは滑稽で笑えるけどスッキリします。
敵を追うためにスクーターに跨ったものの、走らずそのまま真横に転倒したり、道路の工事現場を勢いよく飛び越えたものの、敷いている途中のアスファルトに突っ込み、そのままロースピードで走って切り抜けたりなど見どころ満載。
色っぽいジュード・ロウ、コミカルでドン臭いジェイソン・ステイサム、どちらも萌えます。
動画配信サイトでしかご覧いただけませんが、機会があれば是非一度ご覧くださいね。
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