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映画【恋愛適齢期】ネタバレと感想。いくつになっても恋愛は素晴らしい!と自信を持たせてくれる。

恋愛適齢期
(C)2003 Warner Bros. Ent

映画【恋愛適齢期】ネタバレと感想。

ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンが送る熟年男女のロマンティック・コメディ。

若い女性にしか興味のない独身プレイボーイのハリーとバツイチで一人娘をもつエリカ。

この記事では、人生の折り返し地点を過ぎた2人が”本当の愛”に目覚めていく恋愛模様をオシャレに描く映画【恋愛適齢期】の見どころと感想をお伝えします。

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【恋愛適齢期】のあらすじ

結婚歴のない大富豪のハリー(ジャック・ニコルソン)は、30歳以下の美女とばかり付き合っていました。

ハリーは若く美しい恋人マリン(アマンダ・ピート)と一緒に、彼女の母親が所有するビーチハウスへ2泊の旅行へ出掛けます。

濃厚な時間を過ごすはずの2人でしたが、そこへ母親のエリカ(ダイアン・キートン)が妹ゾーイ(フランシス・マクドーマンド)とやってきて鉢合わせしてしまいます。

有名な劇作家のエリカはバツイチで、もう恋をすることはないと諦めている女性です。

娘が連れてきた恋人に驚きつつも、それぞれ自由に過ごすという事でビーチハウスにみんなでステイすることで話をまとめた4人。

少し気まずいムードも流れる中、みんなで食事をしていると、食後ハリーは心臓発作を起こして救急搬送されてしまいます。

医師のジュリアン(キアヌ・リーブス)から、体力が戻るまでは近所に滞在するように言われたハリー。

マリンは仕事の為ニューヨークに戻らねばならず、仕方なくエリカが自分のビーチハウスに滞在させて彼の面倒を見ることに。

一方、エリカの大ファンだったジュリアンは、思いがけずエリカに出会えたことで猛アプローチをかけてきます。

ジュリアンと食事に出かけたエリカでしたが、想いを告げられるも年の差もあり素直に受け止められず……。

そんな中、エリカは徐々にハリーとも距離を縮めていくのでした。

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【恋愛適齢期】の見どころ

ハリーの心の変化

若い女性にしか興味のないハリーでしたが、エリカに対して今まで感じたことのない感情を芽生えさせます。

一度心臓発作を起こしているので、胸が苦しくなるたびに「また発作か」と受診するのですが、検査結果はストレスによる過呼吸や不安発作だと言われます。

実はその胸の苦しさは身体的な問題ではなく、俗にいう”胸キュン”状態だったのです。

絶やすことなく女性と付き合ってきたハリーでしたが、エリカに出会ってようやく本当の恋を知ったのですね。

60歳を過ぎて胸キュンに戸惑うハリーがとってもチャーミングです。

エリカの選択

エリカはハリーとも良い雰囲気になる一方で、年下イケメン医師ジュリアンからの猛アプローチで、ハリーと別れた後にジュリアンと付き合います。

ジュリアンは、優しいし気が利くしイケメンだし本当に非の打ち所がないイイ男です。

こんな色男に想いを寄せられたら、誰だってハリーよりもジュリアンを選びそうなものですが、最後にエリカが選んだのはハリーでした!

もちろん、ここに至るまでにはエリカも悩み葛藤しますが、最後にハリーを選ぶなんて、いくつになっても恋していいんだ!と年齢問わずに夢を与えてくれる結末となりました。

しかし、キアヌ・リーブスは相変わらずカッコよかった!

爽やかなラブシーン

熟年世代のラブシーンなんて…と思われがちですが、この2人が演じるとこんなに可愛く爽やかなシーンになるんだ!と、逆に好感度アップでした。

ハリーが病衣を着た後ろ姿からおしりを見せても、エリカがヌードになっても、全く下品さを感じさせずに思わずクスっと笑ってしまうキュートさは、ハリウッドマジックでしょうか。

ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンだからこそ!といった所もありますね。

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ミニ情報

インテリアが素敵すぎると話題に

(C)2003 Warner Bros. Ent

この映画では、とにかく家のインテリアが素敵すぎて釘づけになってしまいます。

有名劇作家の別荘という設定で、とにかく広くてオシャレでした。

ブルーを基調としたリビングは、大人の雰囲気も残しつつ、可愛い小物でアクセントをつけたザ・マーサ・スチュワートの世界です。

キッチンはホワイトを基調とし、中央にはアイランドキッチン。

こんなキッチンでお料理したら楽しいかも!と妄想にふけるはず。

狭い日本の家ではすべてを真似することは難しいですが、インテリアのヒントになるアイテムがたくさん見られました。

原題:Something’s Gotta Give

この映画の原題Something’s Gotta Giveは、Something has got to giveの口語形です。

giveは、give upを意味しており、直訳すると「何かを諦めなければいけない」という意味です。

タイトルの意図としては、何かを諦める=何かを妥協する、この現状を変えなきゃ!というような想いが込められているのではないかと思います。

熟年世代となり、恋をすることを諦めかけていたエリカ、若い子とばかり付き合って本当の恋を知らなかったハリー。

一歩踏み出して自分を変えて幸せを掴んだ2人。

邦題の【恋愛適齢期】は、いつの年代でも恋した時がその人にとっての恋愛する時期なのだと思わせてくれるタイトルで、どちらも素敵なタイトルだと思いました。

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【恋愛適齢期】の感想

とにかく中高年世代が元気になれるストーリーだと思いました。

恋する時期なんて年齢じゃない、何歳になっても恋していいじゃない!と見終わった後に感じる事ができました。

キアヌ・リーブスの役がちょっと可哀そうでしたが…彼ならきっとすぐに素敵なパートナーと出会えるはず!と思うことにしましょう。

テンポよく進むストーリーに素敵なインテリア、大人が存分に楽しめる恋愛コメディでした。

オフィシャルサイト
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