映画【ジュラシック・ワールド(Jurassic World)】は2015年に公開されたSF映画です。【ジュラシック・パーク】シリーズの第4作目であり、次回作に【ジュラシック・ワールド/炎の王国】(2018)が公開されています。キャッチコピーは「the park is open」(あのテーマパークがついにオープンする)を、ぜひ。
【ジュラシック・ワールド】あらすじ
ある日、ザック(ニック・ロビンソン)とグレイ(タイ・シンプキンス)は、恐竜のテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を訪れました。
叔母でパークの責任者であるクレア(ブライス・ダラス・ハワード)を訪ねますが、多忙のため秘書のザラ(ケイティ・マクグラス)と一緒にパークを回るように言われます。
クレアは2人を秘書に任せ、新種の恐竜についてクライアントとビジネスの話を進めます。
紹介されたのは、テーマパークの目玉となりうる最凶の恐竜インドミナス・レックスでした。
クレアは、インドミナス・レックスの飼育環境に問題はないか、恐竜の調教師であるオーウェン(クリス・プラット)と視察に向かいます。
ところが、インドミナス・レックスは人間を騙し、隙を見て飼育エリアから脱走してしまいました。
恐竜とは思えない高度な行動に驚きと不信感を抱いたクレアとオーウェンは、DNAを設計した博士を問い詰めます。
すると、インドミナス・レックスには高い知能と多彩な戦闘能力があり、観光客向けではない怪物であることが分かりました。
その頃、何も知らないザックとグレイは秘書と離れ、インドミナス・レックスの逃亡によって閉鎖された立ち入り禁止のエリアに入ってしまったのです。
キャスト情報
オーウェン・グレイディ/クリス・プラット
「ジュラシック・ワールド」の恐竜監視員・調教師。
ヴェロキラプトルの行動を研究し、ブルーなどのラプトル達と信頼関係を築いています。
恐竜と人間は対等な生物と考えており、恐竜をビジネスの道具として扱うクレアの考えには反発しています。
オーウェン役は【ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー】シリーズ,【アベンジャーズ】シリーズなどで知られるクリス・プラットが演じています。
クレア・ディアリング/ブライス・ダラス・ハワード
「ジュラシック・ワールド」のパークの管理責任者。
会社のコンサルタントや株主資本の募集を行うなど、様々な役職を務めています。
クレア役は【レディ・イン・ザ・ウォーター】(2006)【スパイダーマン3】(2007)【ターミネーター4】(2009)等に出演するブライス・ダラス・ハワードが演じています。
グレイ・ミッチェル/タイ・シンプキンス
クレアの甥で11歳の男の子。
兄のザックとは異なり、大の恐竜好きで恐竜やジュラシック・ワールドについて、案内を必要としないほどの詳しい知識を持っています。
グレイ役は【宇宙戦争】(2005)【アイアンマン3】(2013)【アベンジャーズ/エンドゲーム
】(2019)など子役で活躍しているタイ・シンプキンスが演じています。
【ジュラシック・ワールド】見どころと解説
期待と興奮のテーマパーク
「ジュラシックワールド」は、世界中からたくさんの観光客が訪れるテーマパークで、動物園のように恐竜に餌をあげたり、触れ合ったり、水族館のように水中ショーを観覧することが出来ます。
たくさんの恐竜たちがアトラクションのように展示され、大人も子供もわくわくする空間です。
映画の冒頭に体長16メートルの恐竜「モササウルス」が、水中から飛び出し餌を丸飲みにするシーンは、まるでテーマパークにいる感覚になり、一気に映画の世界に引き込まれます。
人間によって生み出された恐竜たち
恐竜の誕生の手法について、前作と本作で大きく変わったところがあります。
前作【ジュラシック・パーク】では、恐竜のDNAから再生する手法が描かれていましたが、【ジュラシック・ワールド】では複数の動物のDNAから新たな恐竜を設計して生み出す手法が描かれています。
この手法によってテーマパークで人気が出る、より大きく、より凶暴な恐竜が人間の手によって作ることが可能となりました。
本作では人間によって作られた、実在しない迫力満点の恐竜たちを見ることができます。
そして【ジュラシック・パーク】シリーズの醍醐味である人間と恐竜の命を懸けた捕獲劇、恐怖と興奮を心ゆくまで楽しめる作品となっています。
【ジュラシック・ワールド】感想
【ジュラシック・ワールド】では人間によって設計された、より凶暴となった恐竜たちが主役です。
初めて見るその姿に、【ジュラシック・パーク】の恐怖や興奮を改めて感じることができました。
映画の途中で、22年前のジュラシック・パークの舞台となった建物が登場するシーンがあり、これも大人たちを童心に帰らせるポイントだと感じました。
凶暴な恐竜、温厚な恐竜、空を飛ぶ恐竜、水の中を泳ぐ恐竜、様々な恐竜を見ることができ、大人も子どもも一緒になって楽しめる王道の恐竜映画だと思います。
ぜひ、ご覧下さい。
オフィシャルサイト
©Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment