【ハリーポッターと死の秘宝Part2】ついに完結!全面戦争の行方、そしてスネイプの隠された思いに胸が詰まる!

ハリーポッターと死の秘宝
©HARRY POTTER characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R.© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

映画【ハリーポッター】シリーズ第8作【ハリーポッターと死の秘宝Part2】ネタバレとあらすじ。シリーズ完結編。ホグワーツを舞台にヴォルデモート陣営と全面戦争が始まり、全てを知ったハリーはヴォルデモート卿がいる場所へひとり向かいます。それぞれ明かされる真実、ヴォルデモートとの最終決戦、見所が満載です!

PR

あらすじ

ダンブルドアの墓からニワトコの杖を手に入れたヴォルデモートは、全面戦争に向けて着々と力をつけていました。

ハリーたちは、分霊箱のひとつがグリンゴッツ銀行のベラトリックスの金庫にあることを突き止め、侵入することに。

ハーマイオニーがポリジュース薬でベラトリックスに変身して銀行に乗り込み、分霊箱のひとつハッフルパフのカップを見つけます。

さらに、銀行から脱出後には次の分霊箱の在処がホグワーツにあることも突き止めました。

ハリーたちはホグワーツに向かい、ホグズミードにある秘密の通路からダンブルドアの弟であるアバーフォース・ダンブルドアに会い、協力を得てホグワーツに侵入します。

スネイプが校長になったホグワーツは、デスイーターの配下となっていました。

ハリーは、騎士団メンバーや仲間と共にスネイプの前に現れます。

スネイプも攻撃しようとしますがマクゴナガル先生がスネイプを追い出しました。

ホグワーツで戦争が始まろうとする中、ロンとハーマイオニーはバジリスクの牙でハッフルパフのカップを破壊しに、そしてハリーは分霊箱であるレイブンクローの髪飾りを探しに行きます。

そこでヴォルデモートが攻撃を仕掛け、魔法で守られていたホグワーツの魔法が解けてデスイーターたちが攻め込んできました。

ハリーは髪飾りを見つけ、ロンとハーマイオニーも合流し髪飾りを破壊。

ハリーがヴォルデモートの心を読み、残りの分霊箱はヴォルデモートのペットのナギニだけ、と判明します。

ナギニの元へと向かうと、ヴォルデモートの指示でナギニがスネイプを殺しているところでした。

その様子をハリーは身を隠しながら見ていました。

そして、ヴォルデモートが去った後、ハリーはスネイムの元へと駆けつけます。

スネイプは、ハリーを見て涙を流し「これを取れ、頼む」と自分の涙を取るよう頼みました。

ハリーは、そこにやって来たハーマイオニーから入れ物を受け取り、スネイプの涙をすくい入れます。

「”憂いの篩”へ」

スネイプはハリーに本当の自分を見てほしかったのです。

スネイプの記憶から全てを知ったハリーは、死を覚悟しながらひとりヴォルデモートの元へ向かいました。

PR

【ハリーポッターと死の秘宝Part2】ネタバレと解説、ポイント。

スネイプの隠された想い

スネイプとハリーの母リリーは、ホグワーツ入学前からの友人で幼馴染でした。

スネイプはずっとリリーに恋をしていましたが、ホグワーツ入学後、寮が別になってしまいハリーの父ジェームズとリリーが親しくなっていくのを見ているしかありませんでした。

学生時代、ジェームズがスネイプをいじめていましたが、これはリリーとスネイプが親しかったからです。

その後、ジェームズとリリーが結婚してハリーが産まれました。

その頃、愛する人がヴォルデモートに狙われていることを知ったスネイプは、デスイーターから不死鳥の騎士団に寝返り、ダンブルドアにリリーを助けてほしいと求めます。

しかし、リリーは殺されハリーだけが生き残っていました。

ヴォルデモートが復活を遂げる時、ハリーが狙われると踏んだダンブルドアがスネイプにハリーを守るよう頼んでいたのです。

ジェームズの子どもでもあるハリーを守ることに、スネイプは簡単には頷くことができませんでしたが、愛するリリーと同じ目をしているハリーを守ると誓いました。

スネイプが息を引き取る時の最期の言葉が「リリーと同じ目だ」でした。

スネイプの守護霊がリリーと同じ牝鹿であることから、スネイプの思いの強さにダンブルドアも驚いていました。

そして、ハリーを命がけで守っていることを誰にも知らせないでほしいとダンブルドアに頼んでいたのです。

危険な二重スパイを請け負っていたのも、知っていたのはダンブルドアだけでした。

全てはスネイプが亡くなってから知ることに。

だからこそひとり孤独に闘っていたスネイプのことを、歴史上最も勇気のある魔法使いだったとハリーは言ったのでしょう。

ファンの間でスネイプが人気キャラで”影の主人公”と言われている所以も肯けます。

ハリー自身が分霊箱

ヴォルデモートは分霊箱を作り、不死になろうとしていました。

分霊箱は全部で7つ。

  • トム・リドルの日記
  • マールヴォロの指輪
  • スリザリンのロケット
  • ハッフルパフのカップ
  • レイブンクローの髪飾り
  • ナギニ。
  • 意図せずして作ったハリー自身。

ヴォルデモートは、赤ん坊だったハリーを殺そうとしましたが、呪文が跳ね返って身体が消滅しました。

そのときに魂も引き裂かれ、ヴォルデモートの魂がハリーに引っかかったのです。

これにより、ハリーとヴォルデモートには強い絆ができてしまい、お互いの中に入り込むことができたり頭の中を読んだりすることが出来るようになりました。

死を覚悟したハリーがヴォルデモートの元へ行き、ハリーに死の呪文をかけましたが、ハリーは死なずにハリーの中にいたヴォルデモート・分霊箱だけが死にました。

死の呪文をかけられたあと、ダンブルドアと再会し生きるか死ぬかを選べる場所にいましたが、ハリーは生きることを選び、この世に戻ってきました。

蘇りの石

ダンブルドアの遺品、金のスニッチの中に蘇りの石が入っていましたが、ダンブルドアはハリー自身がヴォルデモートの分霊箱で、ヴォルデモートを倒すにはハリーは死ななければならない運命であることを知っていました。

ダンブルドアが金のスニッチに「私は終わるときに開く」と書いたのは、ハリーが死を覚悟し、死の恐怖を乗り越えるときに蘇りの石を使って欲しいと考えていたからです。

ダンブルドアは蘇りの石がはじめからハリーの手元にあると、死んでしまった大切な人たちに会えてしまう誘惑に負けて、ヴォルデモートを倒す目的から外れていってしまうと考えていたのです。

おかげでハリーはヴォルデモートの元へ乗り込む前、蘇りの石を使って両親やシリウス、リーマスに会うことができ、いつも心の中にみんながいると安心して死を受け入れる勇気を持つことができました。

ニワトコの杖の忠誠心

【ハリーポッターと死の秘宝Part2】のラストで、ヴォルデモートがダンブルドアの墓からニワトコの杖を奪っています。

しかし、史上最強の杖を手に入れたものの、杖が言うことを聞かず思い通りに扱えませんでした。

ヴォルデモートはダンブルドアを殺したスネイプが杖の忠誠心を持っていると考え、スネイプを殺してしましたがそれは間違いでした。

ニワトコの杖は、【ハリーポッターと謎のプリンス】のラストで、マルフォイがダンブルドアに武装解除の呪文をかけていたのです。

この時点で、ニワトコの杖の真の持ち主はダンブルドアからマルフォイに移りました。

その後、【ハリーポッターと死の秘宝Part1】のラストで、ハリーがマルフォイ邸から逃げる際に杖を奪っています。

マルフォイが持っていた杖はニワトコの杖ではありませんでしたが、現物はなくても杖の”忠誠心”は移ることになるのです。

これにより、ハリーがニワトコの杖の真の持ち主だったのです。

実はこのとき、ニワトコの杖(の忠誠心)、蘇りの石、透明マントを所持していたハリーは”死の秘宝”を全て所持していたことになりました。

PR

感想

シリーズを通して謎めいていたスネイプが、ひとりの女性を生涯愛し続け、危険を冒してまでもハリーを守り続けていたという真実の愛に胸が打たれました。

大人になったハリーが結婚し、自分の次男にアルバス・セブルス・ポッターと名付け、一番勇気のある魔法使いだったと説明するところは涙が溢れ、リリーとは結ばれなかったけれどスネイプの人生も救われたのではないかなと思います。

また、最後の総力戦で、ネビルが最後の分霊箱ナギニをグリフィンドールの剣で切り倒すなど、ハリーとヴォルデモートの最終対決は見応えがありました。

そして、ヴォルデモートが負け灰のようになっていくシーンでヴォルデモートの完全なる消滅、もう決して復活することはないと言う安堵感に包まれました。

完結編でありながら、”まとめ”だけに留まらず戦闘シーンも見応えがあり、散りばめられていた付箋もきちんと回収されていました。

10年続いたシリーズが終わってしまい寂しくもありますが、史上最高の魔法映画シリーズに出会えたことに感謝です。

オフィシャルサイト
©HARRY POTTER characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R.© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.