2010年に公開された映画【セックス・アンド・ザ・シティ2】は、前作【セックス・アンド・ザ・シティ】（2008）から2年後という設定で、おなじみの4人が本作では中東のアブダビに旅行に出かけます。親友たちとの旅を楽しむ一方で、4人それぞれが抱える悩みを語り合い、本作でも「幸せ」について改めて考えさせられるストーリーとなっています。
【セックス・アンド・ザ・シティ2】あらすじ
前作から2年の時が経ち、4人はそれぞれの生活の中で、様々なストレスを抱えていました。
キャリー（サラ・ジェシカ・パーカー）はビッグ（クリス・ノース）と結婚した後、家でゆっくりくつろぎたいビッグと、パーティに出かけて賑やかな時間を過ごしたいキャリーの生活に対するギャップ。
シャーロット（クリスティン・デイヴィス）は日々追われる2人の育児に悩んだり、ミランダ（シンシア・ニクソン）は仕事で上司とうまく行かなかったり、サマンサ（キム・キャトラル）は更年期障害でホルモン剤が手放せなかったり。
そんなある日、4人はサマンサの仕事の関係でアラブ首長国連邦のアブダビに招待されることになります。
アブダビのゴージャスな旅行を満喫する中、キャリーはマーケットで元カレのエイダン（ジョン・コーベット）と偶然再会します。
キャスト情報
《サマンサ・ジョーンズ/キム・キャトラル》
PR会社の社長で、4人の中で唯一の独身で最も恋愛に積極的です。
本作では、俳優志望の恋人 スミスを映画スターにした手腕を評価され、アブダビのホテルに招かれます。
サマンサ・ジョーンズを演じたのは、【ポリス・アカデミー】（1991）、【ゴーストライター】（2010）など数多くの作品に出演するイギリス出身の女優 キム・キャトラルです。
《シャーロット・ヨーク/クリスティン・デイヴィス》
中国から養女を迎え、念願の母親になったシャーロットは、妊娠して2人目の女の子を出産します。
本作では、2人の育児に苦悩するリアルな専業主婦の心境を語っています。
シャーロット・ヨークを演じたのは、【センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島】（2012）、【ホリデイ・イン・ザ・ワイルド】（2019）などの作品に出演するアメリカ出身の女優 クリスティン・デイヴィスです。
豪華なアブダビ旅行！
一流ホテルとウエイターたち
キャリーたちが宿泊するホテルは、1人1台リムジンでお迎えに来たり、1人ずつ専属のウエイターが付いたり、とても豪華なホテルでした。
ウエイターとのやり取りの中で、週に2日別々に暮らすルールを設けて結婚生活のあり方について悩むキャリーと、年に数回しか家族と会えないウエイターの結婚生活について語るシーンがあり、家族と離れていながらも家族について語るウエイターの幸せそうな表情はとても印象的でした。
ちなみに本作のロケ地は、当初ドバイで行われる予定でしたが、映画の内容やタイトルが不適切という理由から許可が下りず、アブダビのシーンはモロッコで撮影されています。
元カレと偶然の再開
キャリーは、ミランダと出かけたアブダビのマーケットで、偶然元カレのエイダンと再会します。
2人は再会に驚き、その場で食事の約束をし、数日後シャーロットたちの忠告を無視してキャリーはエイダンとの食事に向かいます。
今はお互いに結婚し、今の幸せな生活について語ったり、昔の話をしたり、楽しい時間を過ごしますが、別れ際にキスをしてしまい、キャリーはビッグに言うべきか困惑してしまいます。
映画のラストシーンでは、電話で謝るキャリーとショックを受けて頭を抱えるビッグのやり取りに注目です。
輝く「女性」の美しさ
映画の中盤にクラブのステージで、ヘレン・レディの曲「I Am Woman（アイ・アム・ウーマン）」を4人一緒に歌うシーンがあります。
このシーンは、映画の中で特に4人が輝いている瞬間で、女性であることの自信と誇りを感じられる本作を象徴するシーンとなっています。
本作は、いくつになっても女友達とお洒落をしたり、語り合ったり、笑って過ごす時間は大切にしたいと感じさせてくれる作品です。
そして【セックス・アンド・ザ・シティ】シリーズの見どころである4人の豪華なファッションはもちらんですが、本作では中東のリゾート風のファッションや、現地で暮らす女性のファッション観にも注目です。
ぜひ、ご覧下さい。
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