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【ハリー・ポッターと賢者の石 】ネタバレと解説、観るべきポイントまとめ。

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【ハリー・ポッター賢者の石】あらすじと解説。2001年にJ・K・ローリングのベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズ第1弾が初公開されてから20周年を記念し「賢者の石」を3D化。2020年11月に公開され注目を浴びています。これを機にもう一度”ハリポタ”を見直しませんか?

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【ハリーポッタと賢者の石】あらすじ

幼い頃に両親を亡くしたハリー・ポッターは、いじわるな叔父バーノン・ダーズリーの家族と共に暮らしていました。

そんなハリー11歳の誕生日の数日前に、ホグワーツ魔法魔術学校から入学案内の手紙が届きます。

バーノン達に反対されながらもどうにかホグワーツに入学したハリーは、同級生のロン(ルパート・グリント)やハーマイオニー(エマ・ワトソン)達と出会い成長していきます。

そして誰もが名前すら口に出す事ができない”名前を呼んではいけないあの人“と呼ばれている闇の魔法使いと、”唯一生き残った男の子”と呼ばれる自分に起きた事、両親の死が深く関係していることを知るのです。

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キャスト情報

ハリー・ポッター/ダニエル・ラドクリフ

キャラクター紹介

本作品の主人公。

”あの人”に接触しながらも唯一”生き残った男の子”として、ハリー・ポッターの名は魔法界では有名。

幼い頃に両親を亡くしてから、いじわるな叔父家族に引き取られました。

11歳の誕生日を機に、ホグワーツ魔法魔術学校に入学して才能を発揮します。

俳優紹介

ハリー役を演じたダニエル・ラドクリフは、BBC製作ドラマ【デビット・コパーフィールド】でデビュー。

11歳で【ハリーポッター】シリーズのハリー役に応募して見事合格しました。

原作者のJKローリングはひと目で「この子がハリーだ」と確信したそうです。

【ハリーポッター】シリーズ以降は、【ホーンズ 容疑者と告白の角】や【グランドイリュージョン 見破られたトリック】等に出演しました。

ロン・ウィーズリー/ルパート・グリント

キャラクター紹介

ハリーの親友で赤髪が特徴。

少し臆病でおとぼけな癒しキャラですが、チェスの腕前はピカイチ。

ハリーとハーマイオニーと共に賢者の石を巡る謎に迫ります。

俳優紹介

ロン役を演じたルパート・グリントは、【ハリー・ポッター】で映画デビュー。

ハリーポッターシリーズ以降は【バレット・オブ・ラブ】(2013)、ドラマ【サーヴァント ターナー家の子守】(2019)などに出演しています。

私生活では2020年5月、2011年から交際しているパートナーとの間に女児が生まれました。

ハーマイオニー・グレンジャー/エマ・ワトソン

キャラクター紹介

ハリーの親友で、天然パーマとそばかすが特徴的の優等生。

はじめこそ強気な態度で嫌われますが、トロール事件以降は心を入れ替えハリーたちと行動を共にするようになりました。

俳優紹介

エマ・ワトソンは、本作で映画デビューし、【ハリーポッターと賢者の石】と【ハリーポッターと秘密の部屋】(2002)でAOL最優秀助演女優賞を受賞しました。

ハリーポッターシリーズ以降も精力的に女優活動をし【美女と野獣】(2017)ではベル役を演じ話題になりました。

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【ハリーポッターと賢者の石】解説

物語の軸はハリーとヴォルデモートの因縁

ハリーは、”名前を呼んではいけないあの人”の手から逃れ、唯一”生き残った男の子として有名でした。

ハリーの両親が”あの人”に襲われたとき、母リリーが自分の命をかけて”護りの魔法”をハリーにかけたのです。

”あの人”はハリーに”死の呪い”をかけましたが、ハリーにかかっている”護りの魔法”が自分に跳ね返り死んだと言われていました。

ハリーの額には、その時に受けた傷が残っています。

【ハリー・ポッター】シリーズの主軸となるのは、ハリーと”名前を呼んではいけないあの人”との因縁で、ハリーの成長と共に”あの人”との関わりが明らかになって行くと言うものです。

【ハリーポッターと賢者の石】では、ハリーが”生き残った男の子”と呼ばれる理由と、”あの人”が完全復活するために動き出しているところが描かれています。

ホグワーツ魔法学校

【ハリー・ポッターと賢者の石】では、ハリーにホグワーツ魔法学校から入学許可の手紙が届き、入学からその1年後までが描かれています。

ホグワーツに向かう汽車に乗るには、9と3/4番線のホームに行かなくてはなりません。

9と3/4番線ホームは通常の人間には見えない入り口から入ります。

ハリーは偶然、9と3/4番線に向かう家族を見つけ、駅のホームの柱に姿を消していく様を見ました。

その家族はウィーズリー家で、そこで初めてロンと出会い、のちに大親友になるハーマイオニーとは汽車の中で出会います。

ホグワーツは7年制で4つの寮があり、入学したらまずどの寮で生活を送るか組分けされます。

4つの寮(以下参照)の由来は、ホグワーツを創設した4人から名付けられています。

グリフィンドール

グリフィンドールの特徴は、勇猛果敢で意志が強く、勇敢な生徒が多いこと。

ハリー、ロン、ハーマイオニーの他、ダンブルドア校長やマクゴナガル先生もグリフィンドール出身です。

ハッフルパフ

ハッフルパフは、誠実で忍耐強く心優しい生徒が多いのが特徴です。

シリーズ4作目【ハリーポッターと炎のゴブレット】で活躍するセドリック・ディゴリーや、【ファンタスティック・ビースト】の主人公、ニュート・スキャマンダーもハッフルパフ出身です。

レイブンクロー

レイブンクローは、賢い生徒が多い知性を重視する傾向があり、プライドの高い生徒が多くいます。

【ハリーポッターと不死鳥の騎士団】で初出演するルーナ・ラブグッドや、ハリーの初恋の相手チョウ・チャンはレイブンクローです。

“組み分け帽子”はハーマイオニーの寮を決める際、レイブンクローかグリフィンドールで迷いました。

スリザリン

そして、闇の魔法使いを多く輩出しているスリザリン。

野心に満ちあふれ、目的のためなら規則を破る傾向があります。

また、マグル出身を差別する純血主義者の生徒が多く、ハリーとよく敵対するドラコ・マルフォイはスリザリンです。

マグルとは、非魔法界の両親の間に生まれた魔法使いのことで軽蔑的な意味がある。

他の3つの寮とは区別されがちですが、寮内の結束は硬いのも特徴です。

“組分け帽子”はハリーの寮を決める際も、スリザリンとグリフィンドールで悩みました。

組分け帽子

寮を決める”組分け帽子”は、創設者4人の意思を受け継ぎつくられたものです。

新入生が”組分け帽子を被ると、帽子はその子に合った寮を選択します。

ロンのように被る前から代々一族で決まっていたり、ハリーのように「スリザリンは嫌」と本人の気持ちを汲み取ってくれることもあります。

良い行いをした者には点数が与えられ、それが寮の点数になり、1年の最後にどの寮が一番得点を稼いだか優勝を決めるのがホグワーツのしきたりでした。

魔法界の人気スポーツ”クディッチ”

箒に乗って空を飛びながら、球を的に入れるスポーツがクディッチと呼ばれるものです。

魔法界ではクディッチワールドカップが有名で人気のスポーツとなっています。

ホグワーツでも定期的に寮対抗試合が行われていました。

スニッチと呼ばれる金の羽がついた球を捕まえるのがシーカーと呼ばれるポジションで、ハリーは1年生ながらグリフィンドールのシーカーに選ばれました。

ハリーが箒に乗って活躍するシーンは【ハリーポッターと炎のゴブレット】でも描かれています。

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 不可解な事件

ハリーたちが学校生活にも慣れ始めた頃、ホグワーツで不可解な事件が起き始めます。

学校に野性のトロールが現れ、クディッチの試合ではハリーの箒が錯乱状態になりました。

また、禁じられた森でユニコーンを殺し、その血を飲んでいる何者かがいます。

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スネイプと”賢者の石”

スネイプは、闇の魔法について詳しい先生ですが、”闇の魔術に対する防衛術”の座を狙っていたり、トロールが出現してから足に怪我を負ったり(*参照)ハリーの箒に呪文をかけて(*参照)いました。

スネイプは入学当初から特にハリーを目の敵にしていたような態度を取っており、ハリーは反抗していました。

スネイプとハリーは距離が縮まることはなく、最終章ではその理由が明らかになります。

スネイプが、どちらの味方なのかもシリーズの見どころのひとつです。

また、ハグリッドとの会話から賢者の石がホグワーツにあることを確信したハリーたちは、スネイプが賢者の石を盗もうとしている犯人ではないかと疑い始めました。

賢者の石は、不老不死になる命の水を作り出すのに欠かせない石です。

ハリーとロン、ハーマイオニーの3人は賢者の石を守るため、石が隠されている地下室へ行く事になります。

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黒幕と宿敵”例のあの人”

度重なる試練を潜り抜け、たどり着いた先にいたのはスネイプではなく”闇の魔術に対する防衛術”を教えるクィレル先生でした。

スネイプは初めからクィレルを怪しいと踏んでいて、トロール騒ぎで先生たちがトロールのいる方へ向かうときもスネイプだけ賢者の石がある地下室へ向かい、その時に石を守っている動物に噛まれて怪我を負ってしまったのです。

ハリーの箒に呪文をかけていたのは実はクィレルで、スネイプは反対呪文で阻止しようとしていたのでした。

なぜクィレルは賢者の石を盗もうとしていたのか。

ターバンをとったクィレルの頭には、ハリーの宿敵”例のあの人”の魂が憑依していました。

”あの人”は、昔ハリーにかけた死の呪いが自分に跳ね返り、肉体は消滅していたものの、魂だけはずっと生き延びていたのです。

魂だけ生き延びていた理由は、シリーズのクライマックスで重要なポイントとなってきます。

”例のあの人”は賢者の石を使って肉体を取り戻そうとしていました。

映画では描かれていませんが、クィレルは世界中を旅している時に”例のあの人”とアルバニアの森で出会い取り憑かれてしまったのです。

ハリーが入学した時、クィレルは既に”例のあの人”の手先でハリーを殺して賢者の石を奪おうとしていました。

しかし、ハリーは母リリーが掛けた護りの魔法によって守られていたため、ハリーに触れたクィレルの手は焼けただれ灰になったのです。

”護りの魔法”にはいくつか条件があるが、ハリーが17歳になるまで効果は持続する。ハリーがダーズリー家で過ごしていた時も”例のあの人”はハリーを探し出すことすら出来なかった。

灰になったクィレルから魂だけの”例のあの人”がハリーを通り抜け、どこかへ消えてしまいました。

賢者の石は、ダンブルドアと賢者の石の創造者ニコラス・フラメルで破壊することを決め、失くなりましたが、”例のあの人”が復活する手段は残っています。

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【ハリーポッター賢者の石】感想

魔法学校で生活を送る子どもたちをメインに描かれた作品なので、思春期の子どもたちはどこにいっても変わりません。

また、魔法学校とはいえ学校生活には変わりないので、共感できることもたくさんありました。

本作品はシリーズの中でも特に学校生活がメインで、授業風景やクディッチの試合、食堂のシーン、寮生活を送る生徒たちが可愛く面白く描かれています。

クライマックスにいくにつれてダークな展開もありますが、”賢者の石”はエンターテイメント性やファンタジー要素が強いので、子どもから大人まで家族で楽しんで頂けるはずです。

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