【サーホー】ネタバレと感想。世界を震わせるアクションに酔いしれて。

サーホー
@Saaho_Twinmovie

映画【サーホー】ネタバレと感想。

【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】などメジャー作を抑え、オープニング世界興行収入が堂々の第2位を記録した本作。

【バーフバリ】シリーズにて世界的に知られるようになったプラバースを主演に迎え、有名アクション作品を総まとめにしたような数々のド派手シーンをぜひ体感して。

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【サーホー】の作品情報

製作

2019年 インド

配給

ツイン

監督

スジート

キャスト

プラバース、シュラッダー・カプール、マンディラー・ベーディー、ニール・ニティン・ムケーシュ、ジャッキー・シュロフ、チャンキー・パーンデー

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【サーホー】あらすじ

【バーフバリ 王の凱旋】爆発的人気を博した、神話級インド映画を目撃したか!?

舞台はインド・ムンバイ。

大手グループであるロイ・グループの会長であるロイが暗殺された3週間後。

3億ドルもの大金を盗んだ犯人を追っているムンバイ市警察は、実行犯を逮捕したはいいものの、その人数が多く、話を聞けば「見知らぬものから指示を受けただけだ」と言います。

真犯人が不明の状態で捜査が困難だと感じた市警幹部は、覆面捜査官・アショークに本件を任せることに。

市警と合流し、アムリタ捜査官を相棒に特命チームを作ったアショークは、多方面から調べていき、真犯人と思われる謎の男の姿を捉えることに成功しました。

パーティ会場にやってくることまで判明したチームメンバーはその会場に乗り込み、アショークは見事謎の男に接触。

謎の男は「ロイの金庫を開けることができる”ブラックボックス”を手に入れる」と語りました。

なんとしても謎の男よりも先に「ブラックボックス」を手に入れたいアショークたちですが……!?

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【サーホー】の見どころ・ネタバレ

ド派手アクションインド映画

インド映画といえば観たことない方だと「突然踊りだす」「明るい」といったイメージがあるかと思います。

しかし、近年では【きっと、うまくいく】(2009)や、爆発的人気を博した【バーフバリ】シリーズなど、クセの強さ・独特な個性を放っているインド映画は、配信等で作品がより身近になったこともあり、じわじわと人気ジャンルになってきているのです。

本作はそんな【バーフバリ】シリーズにて日本でも多くの方に知られるようになったプラバースが冒頭で述べた通り、またしても主役・アショーク/サーホーを演じており「プラバースのPV」と言っても過言ではないほど彼をひたすら堪能できます。

また、視覚効果チームを指揮していたスタッフがいることからも【バーフバリ】ファンには特におすすめしたい作品。

また、アクションを大爆発させたように大量のアクションシーンがあるのも魅力のひとつ。

アクション好きな方にもぜひ触れていただきたい作品です。

ラブあり、展開変化ありのてんこ盛りストーリー

アショークの相棒となるアムリタは、徐々に彼の鋭い観察力や行動力に捜査官としても男性としても惹かれていきます。

しかし彼は、実は”アショークは別人で、彼に化けていた窃盗の真犯人・サーホー”であるという衝撃の事実が発覚!

まさかの展開にぎょっと感じたのもつかの間。

サーホーが今度は追いかけられることになり……と、前半・中盤・後半でかなりの変化がある作品で飽きがこないどころか、例えるならば満腹状態にダメ押しでデザートが出てくるほどです。

本編が終わるまで休む暇はありません。

またアショーク(=サーホー)の相棒であったアムリタ、彼女もわたしたち観客同様に騙されていたのだとショックを受けるものの、彼を捕まえるために好きになってしまった人を追うことに。

憎んでもいいほどの屈辱を味わせてきた人であるのは確か。

なのにも関わらず立場を忘れてしまいそうなほどピンチを助けてくれるサーホーに、捜査官としての彼女の立場よりも割り切れずに悩む人間臭さを描いたストーリー構成と人物像がいいと感じました。

数々の作品オマージュがすごい!

冒頭でも触れたように、アクション作品の総まとめのような本作。

どんな作品のオマージュがあるかといいますと、【ワイルドスピート】シリーズのカーアクション、【ミッション:インポッシブル】シリーズのバイクアクション、【アベンジャーズ】シリーズの空中アクションなどなど。

また、スパイ・捜査官要素、恋愛要素も入れるとなると【007】シリーズなども垣間見えてくるような気がします。

これらの作品をまとめたようなストーリーを、主役であるサーホーひとりがこなすことになるので、どんなスーパーヒーローなんだ!と、思わずツッコみたくなるかもしれませんがツッコんだら負けです。

この詰め込み具合がいかにもインド映画らしさの魅力全開かつ、ハマる方にはぐさりとくること間違いなしなのですから!

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【サーホー】まとめ

本作をひとことでまとめると「超絶に壮大な復讐劇」になるかと思いますが、170分とほぼ3時間級の長編にここまでのシーンをよく詰め込めたな……としみじみ感じられる作品です。

前半で見事引き込まれた観客たちはアショークに化けていたサーホーが「さぁ、ショータイムの始まりだ。」というセリフの後にやってくるタイトルシーンに、思わず力が入るかと思います。

あまりに長い前振りですが、わくわくドキドキも止まりません!

しかし結局のところサーホーとは何者なのか?

どうして「ブラックボックス」を手に入れなければならなかったのか?

そういった部分もラストにはしっかりと伏線回収してくれるので、見ごたえがあるのではと感じました。

好き嫌いが分かれるかとは思いますが、テンポよく怒涛の展開・何も考えずにひたすらアクションを観たいときなど、一見の価値は大アリです!