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シーモア・ハッシュ 権力の闇に挑む男|ソンミ村 アブグレイブ事件の真実

シーモア・ハッシュが命がけで暴いた事件の詳細
「シーモア・ハッシュ 権力の闇に挑む男」(c)Netflix

Netflixで2025年12月26日(金)より配信されるドキュメンタリー映画『シーモア・ハッシュ:権力の闇に挑む男』。これは、数々の世界的なスクープを放ち、権力の中枢に切り込んできた伝説的な調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハッシュの波乱に満ちた人生と、彼が暴いた実際の事件の詳細に迫る作品。彼の「真実」への執念とは。

作品情報

  • 制作:2024年/アメリカ
  • 原題:Cover-Up
  • 配信:Netflix
  • 配信日:2025年12月26日(金)

調査報道の分野で最も尊敬され、同時に最も恐れられる人物の一人、シーモア・ハッシュ(通称シーモア・”シー”・ハッシュ)のキャリアと人生を追ったドキュメンタリー。

彼はベトナム戦争下の「ソンミ村虐殺事件」、イラク戦争下の「アブグレイブ刑務所での捕虜虐待事件」など、アメリカ政府が隠蔽しようとした数々の非人道的な真実を暴き、そのたびに社会に激震をもたらしてきました。

ハッシュ本人や関係者のインタビューを通じて、真実を追求するジャーナリストの孤独な戦いと、その衝撃的なスクープの裏側とは。

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真実を暴いた主な事件

(c)Netflix/シーモア・ハッシュ本人(中央)

本作は、ハッシュの代表的なスクープを時系列で追いながら、彼がどのようにして情報を集め、権力と対峙してきたのかを描きます。

中でも核となるのは、彼がキャリア初期に放った「ソンミ村虐殺事件」の報道です。ベトナム戦争中、米軍兵士が非武装の村民数百人を虐殺したこの事件を、ハッシュは当時無名のフリーランス記者としてスクープし、ピューリッツァー賞を受賞。アメリカの対外戦争に対する見方を根本から変えました。

さらに、ハッシュが現代に大きな衝撃を与えたのが、2004年の「アブグレイブ刑務所での捕虜虐待事件」の報道です。

イラク戦争下、イラクのアブグレイブ刑務所で、米軍兵士がイラク人捕虜に対して行っていた非人道的な拷問や性的な虐待の写真を、彼は匿名情報源から入手し公表。

これらの写真は世界中に拡散され、アメリカの人権と倫理観に対する厳しい批判を呼び起こし、ブッシュ政権の信頼を大きく揺るがしました。

ドキュメンタリーでは、これらの報道が、いかにして世界を揺るがしたか、その実際の顛末を追体験できます。

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見どころ

報道の金字塔「ソンミ村虐殺事件」の詳細な裏側

本作は、ハッシュが1969年に暴いた「ソンミ村虐殺事件」の調査プロセスを詳細に描きます。彼は、政府が必死に隠蔽しようとした真実を、いかにして、たった一人で掘り起こしたのか?その執念と、権力からの報復の恐ろしさが伝わってきます。

世界を揺るがした「アブグレイブ刑務所」の真実

イラク戦争下の非人道的な虐待の事実を、写真という動かぬ証拠と共に世界に突きつけたアブグレイブ事件。

このドキュメンタリーでは、事件がどのように明るみに出たのか、そしてその報道が米軍と国際社会にどのような影響を与えたのかを、ハッシュ自身の言葉で深く掘り下げます。

現代メディアへの強烈なメッセージ

政府、軍、大企業などの権力と癒着し、真実を報じない主流メディアに対し、ハッシュは常に一匹狼として戦い続けてきました。

このドキュメンタリーは、情報過多の現代において、真のジャーナリズムとは何か、私たちが知るべきことは何か、という強烈なメッセージを投げかけます。

ハッシュ本人による赤裸々な告白

(c)Netflix/シーモア・ハッシュ本人(現在)

80歳を超えてなお現役のハッシュ本人が、自身のキャリアと報道によって人生が変わってしまった人々、そして彼が最も恐れた瞬間について赤裸々に語ります。

彼のユーモアと、真実への揺るぎない確信が、視聴者の心を打ちます。

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