映画【マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー】ネタバレ。
メリル・ストリープ主演で世界中を魅了した【マンマ・ミーア】が10年の時を経てスクリーンに帰ってきました。
ギリシャの楽園、愛の女神アフロディテの泉の伝説が残るこの島で、それぞれの愛の物語【マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー】が再び始まります。
【マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー】あらすじ
美しいエーゲ海に浮かぶ島、カロカイリ島。
母・ドナ(メリル・ストリープ)と2人で夢見ていたホテルが、遂に完成となったソフィ(アマンダ・セイフライド)は、オープニングのパーティの準備に追われていました。
ホテル経営を学ぶため、ニューヨークに短期滞在していたソフィの夫・スカイ(ドミニク・クーパー)は、そのホテルで長期の仕事のオファーを受け、ニューヨークでの生活にも魅力を感じるようになっていました。
しかし、母の夢だった島でホテル経営をしたいソフィは、スカイと意見が対立してしまい2人の関係に暗雲が立ち込めてしまいます。
そんな時、ソフィはお腹に新しい命が宿っていることに気づき、思わずかつて同じ島で自分を身ごもっていた母と自分を重ね想いを巡らせるのでした。
【過去】
時はさかのぼって若き日のドナは、大学を卒業し自分探しへと旅立ちます。
そこでドナは3人の若者と出会いました。
宿泊先のホテルで出会ったハリー。
フェリーに乗り遅れヨットで島まで送ってくれたビル。
そして、島で激しい嵐にたい助けを求めて外へ飛び出した時に出会ったのがサムでした。
【現在】
オープニングパーティ直前になって島に嵐がやってきてしまい……。
【マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー】の見どころと解説
前作のメンバーが再集結
今回も前作と同じメンバーが出演しています。
ドナの過去の回想シーンが多く出てくるので、新たに若き日のドナ(リリー・ジェームス)、ターニャ(ジェシカ・キーナン・ウィン)、ロージー(アレクサ・デイビーズ)、サム(ジェレミー・アーヴァイン)、ハリー(ヒュー・スキナー)、ビル(ジョッシュ・ディラン)が加わり、見る前から期待度が上昇してしまうようなパワーアップしたキャスト陣です。
しっとりした曲が多い理由は…
冒頭からリリー演じる、若き日のドナが歌う”When I Kissed the Teacher” で、一気にテンションが上がっていきます。
前作同様、ABBAの曲で元気になることを期待して見ていくと、しっとりした曲が多め……という印象の楽曲構成に。
その理由はすぐに分かります。
なんと、ドナは亡くなっていたのです!
なので、前半はドナを想って歌われる曲が多いので、おのずとしんみりした曲が多くなっているのです。
以下、この作品で取り上げられた楽曲をご紹介します。
”When I Kissed the Teacher” 若き日のドナ、ダイナモズ
”I Wonder (Departure)” 若き日のドナ、ダイナモズ
”One of Us” ソフィ、スカイ
”Waterloo” 若き日のハリーとドナ
”Why Did It Have to Be Me?”若き日のビル、ドナ、ハリー
”I Have a Dream” 若き日のドナ
”Kisses of Fire” 若き日のターニャとロージー
”Andante, Andante” 若き日のドナ
”The Name of the Game” 若き日のドナ
”Knowing Me, Knowing You” 若き日のサムとドナ、ソフィーとサム
”Angeleyes” ターニャ、ロージー、ソフィー
”Mamma Mia” 若き日のドナ、ダイナモズ
”Dancing Queen” ソフィー、ロージー、ターニャ、サム、ビル、ハリー
”I’ve Been Waiting For You” ソフィー、ロージー、ターニャ
”Fernando” ルビー、フェルナルド
”My Love, My Life” ソフィー、若き日のドナ、ドナ
”Super Trouper” メインキャスト
”The Day Before You Came” ドナ
とはいえ、思わず一緒に口ずさみリズムを取りたくなってしまう曲もたくさんありました。
若き日のスリーファザーがイケメンすぎる!
監督が代わったのが理由なのか分かりませんが、前作での若かりしスリーファザーはヘビメタのハリー、ロン毛で遊び人のビル、ヒッピーのサムという設定でした。
しかし、今作の若かりし頃のスリーファザーはイケメン揃いとなっています。
中でも、ビルのカッコいいことといったら!
ドナと船で踊って歌うシーンは、何度見てもビルのイケメンぶりにうっとりしてしまいます。
チャーミングな大御所
ドナの親友・ターニャとロージーも魅力たっぷりで、見ている人をひきつけます。
ソフィと一緒に”Angeleyes”を歌うシーンでは、チャーミングなおばちゃん感を出しつつ、笑いあり切なさあり……と、ひとつの曲にここまで凝縮して表現できるのは、さすがベテラン女優!という感じでした。
アマンダも10年たったと思えないほど変わらぬ美貌と美しい歌声で、今回は母となった強さも相まってさらにパワーアップしています。
ソフィーの夢だったというダイナモとなって、ターニャとロージーと一緒に歌うシーンでは、若き日のドナの出産シーンも重なり、思わず涙がこぼれてしまいました。
やはりテンションMAXになるのはあの曲
ドナの死という悲しい思いを抱えて進んでいくストーリーですが、前作同様”Dancing Queen”のシーンでは、テンションも最高潮となって一緒にリズムを取りたくなること間違いなしです。
前作で枝の束を投げ捨てて歌っていたおばあちゃんも健在でした。
美しいギリシャの海をバックに、ビルとハリーがタイタニックで登場するという、最初からノリノリになれる爽快なシーンです。
メリル・ストリープは出てくる!?
若い日のドナはリリーが演じ、現在は亡くなっているという設定のドナ。
では、もうメリル・ストリープは今作出てこないのかな?と思いましたがちゃんと登場します。
また、ドナとスカイにはドニーという可愛い男の子に恵まれました。
そして洗礼式の日。
人々は丘の上の教会へ集まります。
ドニーを抱いて入ってくるソフィの先に、亡きドナ(空想)が待っていました。
ソフィを想いながら”My Love, My Life”を歌うドナに号泣です。
ほんの数分しか登場しないのに、この存在感はさすがメリル・ストリープという感じでした。
切なくて泣き続けてしまいそうな時に、派手な衣装で歌うエンディングが涙を吹き消してくれるはず。
今作も、泣いて笑って派手なエンディングで締めてくれた大満足な内容でした。
出演者ミニ情報
若き日のドナを見事に演じたリリー・ジェームス。
前作では、ソフィ役のアマンダとスカイ役のドミニクがこの出演をきっかけに付き合うようになりましたが、リリーは若き日のスリーファザーのイケメン達ではなく、英国出身のマット・スミスと交際しており、現在ロンドンで同棲中だとか。
若き日のサムを演じたジェレミーも、女優のジョディ・スペンサーと2017年の春頃からお付き合いしているそうですが、彼女はこの作品には出演していません。
そして、お笑い芸人の横澤夏子さんも出演していることでも話題になりました。
遂にハリウッド進出!と思われましたが、実際にはハリーが取引する日本人社長の娘役で、写真だけの出演となっていました。
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