【スティーブ・ジョブズ】(2013)あらすじと解説。私たちの生活を変えた天才の物語。

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2013年に公開された映画【スティーブ・ジョブズ】はアップル社CEOのスティーブ・ジョブズの生涯を描いた作品です。今では世界中の人が使っているiPhone。世界中の人々の生活を変えた開発者はどのような人生を送ったのか。キャッチコピーは「最低な男が、最高の未来を創った」を、ぜひ。

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【スティーブ・ジョブス】あらすじ

映画【スティーブ・ジョブス】は、2011年10月に死去したアップルの創設者、スティーブ・ジョブズの生涯を描いた作品。

大学を中退した後も大学に通い、ふらふらした生活を送っていたジョブズ(アシュトン・カッチャー)は、ある日 友人のウォズニアック(ジョシュ・ギャッド)が作り出したコンピュータに興味を持ちます。

1975年、2人は友人たちの協力を得て世界初の個人向けマシンApple Iの商品化に成功。

そしてジョブズはウォズニアックらと共に、自宅ガレージを改造して「アップルコンピュータ」を設立します。

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キャスト情報

スティーブ・ジョブズ/アシュトン・カッチャー

本作の主人公で、アップルを設立した実業家です。

独創的で高い技術力が評価される一方で、とにかく自己中心的で協調性がない一面があります。

スティーブ・ジョブズ役は【バタフライ・エフェクト】(2004)、【ニューイヤーズ・イブ】(2011)、【抱きたいカンケイ】(2011)などに出演しているアシュトン・カッチャーが演じています。

スティーブ・ウォズニアック/ジョシュ・ギャッド

アメリカのエンジニアで、スティーブ・ジョブズらと共にアップルを設立したひとりです。

その高い技術力は、周りの技術者から「ウォズの魔法使い」とも呼ばれていました。

スティーブ・ウォズニアック役は【ピクセル】(2015)、【僕のワンダフル・ライフ】シリーズ(2017)、【オリエント急行殺人事件】(2017)など多くの作品に出演するジョシュ・ギャッドが演じています。

マイク・マークラ/ダーモット・マローニー

アメリカの実業家で、創業間もないアップルコンピュータへ9万ドルを投資しました。

会社を法人化し、大企業に成長させたのは彼の手腕によるものだと言われています。

マイク・マークラ役は【ベスト・フレンズ・ウェディング】(1997)【アバウト・シュミット】(2002)などに出演しているダーモット・マローニーが演じています。

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【スティーブ・ジョブス】見どころと解説

アップルコンピュータの社名の由来

「アップル」の名は、スティーブ・ジョブズが果実食主義だった頃にリンゴが主要な食べ物であったことに由来していると言われています。

また、アップルの「楽しげで、威圧的ではない」と、響きが良いことも理由として挙げられています。

リンゴがかじられたデザインについては、「他の丸い果物と誤解されないように」というシンプルな理由から生まれたそうです。

パソコンの容量のバイト(byte)とかじる(bite)をかけたという説もありますが、これについてはロゴをデザインしたデザイナー自身が否定しています。

コンピュータ開発への想い

本作では、スティーブ・ジョブズのコンピュータに対する熱意が多くのシーンで表現されています。

取締役会では、アップルコンピュータの未来やコンピュータのあり方などが多く議論され、他の開発者との会話では、フォントやデザインなど細部までこだわる姿が描かれています。

映画の中で次のようなセリフがありました。

「コンピュータは体の一部のように自然に使えなければならない。目指すのはクオリティであって、理想であって、ハートだと。」

アップルの社名やこのコンセプトから、今まで無機質で冷たいイメージだったコンピュータが親しみのあるものに変わっていきました。

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【スティーブ・ジョブス】感想

スティーブ・ジョブズの名前はiPhoneユーザでなくても一度は耳にしたことがあるでしょう。

世界は、この数十年の間にものすごい勢いでコンピュータが普及し、アナログだった生活をよりデジタルなものにしました。

初めてパソコンやスマートフォンを手にした時、最先端の技術に触れ、わくわくした気持ちになったと思います。

その喜びがスティーブ・ジョブズを始めとする開発者の熱意であると感じました。

「もし特別な人でなく、世界中の誰もがパソコンを使えるようになったら」

いま私たちはスティーブ・ジョブズの目指した未来を生きているのかもしれません。

ぜひ、ご覧下さい。

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