【人生はシネマティック!】いつの時代だって希望を作るひとがいる。

映画『人生はシネマティック!』11.11(土)公開

【人生はシネマティック!】あらすじとネタバレ見どころ。

アカデミー賞も受賞し、多くの若手英国俳優を起用したクリストファー・ノーラン監督の戦争・サスペンス映画【ダンケルク】(2017)。

そのダンケルクの戦い(=ダイナモ作戦)の少し後のストーリーを描いたのが本作【人生はシネマティック!】(2017)です。

【ダンケルク】が戦場ど真ん中、兵士たちについてのストーリーなら、【人生はシネマティック!】はイギリス・ロンドンの街に住む一般人の話です。

銃弾が飛び交い死が身近な緊迫した状況な戦場に対してそのころの街はどんな感じだったのだろう?と思った方も少なくないはず。

そんな街の一般人の生活を垣間見ることのできる作品だと思います。

「ダンケルクの戦い」を題材にすることに決まったもののいろいろな難関が待ち受けていましたが、女性ならではの視点や配慮で乗り越えつつ脚本を執筆していくカトリンにバックリーは次第に心惹かれていきますが……。

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【人生はシネマティック!】作品情報

作品データ
公開2016年 イギリス
原題Their Finest
監督ロネ・シェルフィグ
配給ライオンズゲート・キノフィルムズ
キャストジェマ・アータートン、サム・クラフリン、ビル・ナイ
<!–   –>公式サイト
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【人生はシネマティック!】のあらすじ

出典:www.amazon.co.jp

1940年頃のイギリス・ロンドン。

第二次世界大戦の最中、イギリス政府は国民の士気高揚のため「プロパガンダ(政治的宣伝)映画」を製作することに決め、情報省映画局のバックリーは秘書をしていたカトリンを起用することに決めます。

「ダンケルクの戦い」を題材にすることに決まったもののいろいろな難関が待ち受けていました。

女性ならではの視点や配慮で乗り越えつつ、脚本を執筆していくカトリンにバックリーは次第に心惹かれていきますが……。

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【人生はシネマティック!】の見どころ・ネタバレ

女性の活躍を、その当時の時代を描く

「プロパガンダ映画」の製作チームに、上司の代わりに書いたキャッチコピーが、情報省映画局の特別顧問バックリーの目にとまり、シナリオライターとして雇われることになった元々はコピーライターの秘書・カトリン。

映画の題材となる、双子の姉妹による「ダンケルクの戦い」での兵士救出劇についての新聞記事を見つけたのはバックリーではありますが、姉妹のもとへ取材に行って詳しい話を聞くのも、製作に携わって度々起こる問題点にアイディアを絞って解決に向かわさせるのも女性であるカトリンが努力をしたことでいい方向へと向かっていきます。

また、カトリンたちによって製作された映画でも、双子の姉妹の姉がヒーローとなって活躍しています。

カトリンも映画の中の主人公(双子の姉妹)も女性であり、本作の監督も女性(ロネ・シェルフィグ)であることもあって説得力の高い仕上がりになっているのではないでしょうか。

また、途中で急遽出演が決まるアメリカ人パイロット、カールの登場により史実をうまく取り入れたストーリーでもあるかと思います。

当時ヨーロッパの戦争に関わらず、中立の立場をとっていたアメリカの参戦世論を高めるためどうしてもカールをアメリカ人ヒーローとして映画に出演させ、アメリカを参戦させるためにも完成した映画を売り込みたかったのだということがよくわかります。

ところどころに戦争の爪痕

序盤が特にですが、ロンドン空襲のシーンがあのイギリスという国のロンドンという大都会にもかなりのダメージを与えていることがわかると思います。

それもそのはず。

時代は「ダンケルクの戦い」の少し後。

撤退作戦で兵士たちは温存できたものの、フランスは降伏してしまい【ダンケルク】に登場するボルトン海軍中佐曰く「次は本土決戦」だろうと緊迫した状況下。

史上最大の空中戦といわれる「バトル・オブ・ブリテン」に差し掛かってきている時代です。

空襲が頻発しバスが瓦礫に邪魔されて進めなかったり、道端に若い女性が亡くなっていたりと、厳しく暗い現実も避けずに、ところどころに映し出していることが本作の良い部分のひとつだと思います。

強く生き抜く女性は美しい

カトリンの才能を早くから認めていた特別顧問のバックリーと最終的に両想いになって、さぁカトリンの人生はこれからだ!というタイミングで、なんとセットで組んでいた足場が突然崩れ、バックリーはその下敷きとなり帰らぬ人となってしまいます。

せっかく完成した映画のプレミア上映にもカトリンは参加せず、古びたアパートでひとりひっそりと暮らすカトリンのもとへ、頑固だった映画キャストのひとり、アンブローズが新たな脚本を依頼するために訪れますが、彼女はそれを断ります。

しかし、アンブローズの「今、この国には年寄りと子どもと女性しかいない。」という言葉にハッとして、カトリンが主軸となって脚本を書き始めるシーンで本作は終わります。

たくさんの人々が大切な人を亡くし、それでもなお生き残った人は生き続けていかなければならない世界で、心に傷を負いながらも「一生懸命自分にできることをする」ということがどれだけ難しいものかが。

そしていざ決意して物事を行い始めたらその姿がどれだけ力強いか、ということがよくわかる描写ではないかと感じました。

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【人生はシネマティック!】まとめ

つらいことがあったとしてもゆっくり乗り越えて生きていきたいと思える、笑いあり涙ありな作品です。

ちょうど【ダンケルク】の公開後に上映されていたこともあり、「ダンケルクの戦いってなんだ?」と知らなかった方も【ダンケルク】をご覧になったあとに本作を観ると内容がわかりやすくなるのではないかと思います。

バトル・オブ・ブリテンに関しては【空軍大戦略】(1969)、【バトル・オブ・ブリテン 史上最大の航空作戦】(2018)などがおすすめです。

ちなみにアンブローズを演じているのは【ラブ・アクチュアリー】(2003)などに出演している英国俳優ビル・ナイ。

クラシカルな服装がとってもお似合いの彼の演技はさすがです。

ラスト、カトリンを訪ねるシーンの真剣な表情と言葉にぜひご注目あれ。

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