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【ホリデーオンリー:とりあえずボッチ回避法?】祝日だけの関係はどう変わる?恋に期待することに疲れたあなたに送る、大人のラブコメディ

作品情報

【ホリデーオンリー:とりあえずボッチ回避法?】あらすじと見どころ、考察。アメリカの様々な祝祭を通して繰り広げられる、大人の男女の素直になれないリアルな恋愛物語。Netflixで製作・配信され、主人公をエマ・ロバーツ、相手役をルーク・ブレイシーが演じた。

© Netflix,lnc.
公式サイト➤

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製作

公開:2020年 アメリカ

監督:ジョン・ホワイトセル

原題:Holidate

配給:Netflix

キャストエマ・ロバーツ、ルーク・ブレイシー、クリスティン・チェノウェス、フランシス・フィッシャー、ジェシカ・キャプショー、アンドリュー・バチェラー、シンシー・ウー、アレックス・モファット、マニーシュ・ダヤル

動画配信

当サイトでご紹介しているものは2021年2月現在のものです。状況により配信されていない場合がございますので各サービスでご確認ください。

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【ホリデーオンリー:とりあえずボッチ回避法?】あらすじ

過去の失恋を引きずるスローン(エマ・ロバーツ)は、祝日が大嫌い。

家族が集まるたびに、彼氏はいないのかとしつこく聞かれ、母親からの結婚のプレッシャーもひどくなる一方だ。

どれほど「恋愛は必要ない」と反論しても、自然と寂しい気持ちが生まれてきてしまう。

ある日、スローンはジャクソン(ルーク・ブレイシー)と名乗る男性と出会う。

ジャクソンは、祝日を楽しむためだけに女性とデートはしたいが、真剣な交際は望んでおらず、今まで何度もすれ違いが起きていた。

意気投合した2人は、祝日の日にだけデートをする、という約束を結ぶ。

スローンは同伴者がいるということで家族に口出しをされないように、ジャクソンは祝日のパーティーに参加して楽しむために。

しかし、祝日だけの気楽な関係は、いつしか本当の恋に変わっていき……。

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【ホリデーオンリー:とりあえずボッチ回避法?】見どころ

エマ・ロバーツの魅力爆発!

スローンを演じるエマ・ロバーツは、ジュリア・ロバーツの姪として一時注目を浴び、その後、映画にコンスタントに出演、ジア・コッポラ監督の【パロアルト・ストーリー】(2014)、【NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム】(2016)などでは主役を演じてきた。

本作では、恋愛に疲れながらも悩みもがき、家族の小言に白目をむき、ゴージャスなドレスに身を包む一方でアクシデントを起こす、大人になり切れない大人を等身大で表現している。

大きくはつらつとした瞳に喜びや悲しみ、戸惑いを映し、コロコロと変わる表情によって、観客がスローンというキャラクターに愛着を感じる

目が離せないとはこのことか、と思わされるくらい、自身の魅力とキャラクターの魅力を最大限に発揮しているのだ。

そんなエマと相性バッチリなルーク・ブレイシー演じる、ジャクソンとのチャーミングな恋模様を楽しもう。

Emma Roberts(エマ・ロバーツ)
1991年2月10日 ニューヨーク州ラインベック 生まれ
【ブロウ】(2001)で映画デビュー
読書家であり、2017年にオンラインブッククラブ『Belletrist』を立ち上げている
私生活では、恋人ギャレット・ヘドランドとの間に第一子を妊娠し、2020年12月に出産した
本人のインスタグラム

恋愛における理想の関係性とは

祝日の日にだけ会い、お互いの心に踏み込むことなく、上辺だけの楽しい関係性を続けるスローンとジャクソン。

歳を重ね、それなりに恋も失恋も経てきた2人は特に期待もせず、何となく今をやり過ごしている。

そんな2人の間に恋愛感情なんてものが生まれるのか?

観客はそのタイミングを、期待と疑問を抱きながら待つのだ。

映画ではそのタイミングは様々なきっかけによって描かれているのだが、筆者の心に残っているのは、映画の中盤、スローンのお腹がピンチに陥るシーン。

元カレとの最悪な再会を果たしたハロウィンの夜、胃腸薬と間違えて下剤を飲んでしまったスローンは、ジャクソンとの帰り道に強烈な便意に襲われる。

お腹を苦しそうに押さえながら、自宅のトイレへ急いで向かうスローンだったが、海賊のコスチュームを着ていたせいで思う様に脱ぐことが出来ない!

なりふり構わず助けを求めるスローンと、慌てふためきながらもコスチュームの紐をほどいてあげようとするジャクソン。

しかし、奮闘もむなしく、スローンはバスルームまであと少しの所で間に合わず……。

思い出しただけで生きた心地がしないような、そんな体験をしたことがある人なら分かるはずだが、その時の絶望感、孤独感、恥ずかしさというのは相当なものだ。

別の側面から見てみれば、笑いごととして済ませられるようなことも、当事者からしたら自己嫌悪に陥ってしまう要因にもなる。

スローンの様に、恋人ではないにしろデートをする仲である男性の前での失態というのは、女性としてのプライドも傷つく大きなアクシデントだった。

そんなシーンを観て観客が気になるのは、ノリも女性関係も軽い男であるジャクソンがどう反応するのか?という点。

失望して見放す? 笑い飛ばす? 面白おかしく話を広める?

しかし、バスルームに場面が移動しジャクソンとスローンが映った時、そんな心配はどこかへ消えていく――涙を浮かべてバスタブにうずくまるスローンの背中を、ジャクソンが優しくシャワーで流している様子を見れば。

そして、ベッドに横たわって落ち込み続けるスローンに、ジャクソンはいつもの調子で軽口を叩きながらも彼女の気持ちを汲み取り、隣に居続けるのだ。

スローンの様に癒え切れない過去の恋愛と再会したり、恥ずかしい失敗をしたり……散々な夜の終わりに目を閉じるとき、優しく見守ってくれる誰かがいること。

その誰かはきっと、あなたが大切にするべき人なのだと思う――恋人だろうと、友人だろうと、家族だろうと。

何故ならその人はあなたに対して、沢山の愛に溢れた人だから。

トイレへ辿り着けるか否かのドタバタ劇に笑ったかと思えば、恋愛における理想の関係性について考えさせられる、そんな意外性も本作の魅力のひとつだ。

アメリカの様々な祝日

祝日にだけ会う男女の関係を描いた本作では、アメリカの様々な祝日や、パーティーの様子、文化を知ることが出来る。

日本でも馴染みの深いクリスマスや年越しの他、沢山の人種の人々が住むアメリカらしい楽しい祝日やイベントを、一部ご紹介!

気になるイベントに合わせて、旅行のプランをたててみるのも面白いかもしれない。

St. Patrick’s Day (セント・パトリックス・デー)

もともとはアイルランドのお祭りとされ、アイルランドにキリスト教を広めた聖職者パトリックの命日である3月17日に行われる。

別名「緑の日」とも呼ばれ、その名の通り、この日は街中が緑一色に染まる。

シンボルは三つ葉のクローバーで、人々は緑色の衣服やかつらを身に着け、飲食店でも緑色のビールやお菓子が売られ、なんとシカゴ川やホワイトハウスの噴水の水まで緑色に!

アイリッシュパブなどでパーティーやイベントを開催することが多く、緑一色の中、ビールを飲みかわしながら不思議な一体感を感じることが出来るかもしれない。

Easter(イースター)

春分の日が終わり、最初に訪れた満月の日の次の日曜日に開催され、イエス・キリストの復活を祝う復活祭

シンボルはウサギで、店頭ではイースターが近づくと、これらを象ったグッズや飾り、お菓子などがずらりと並ぶ。

またイースターの恒例イベントである「Egg Hunt(エッグハント)」では、会場内に隠された、お菓子やおもちゃが入った卵型の容器を探し出すという、主に子ども向けのゲームが定番。

卵探しを楽しむ子ども達の横で、大人達はゆっくりと食事や会話を楽しむのが、見慣れた光景だそう。

Cinco De Mayo(シンコ・デ・マヨ)

「シンコ・デ・マヨ」とはスペイン語で「5月5日」という意味。

メキシコの祝祭であるシンコ・デ・マヨ、1862年の同日に、メキシコが当時強大だったフランス軍を撃退したことを祝うお祭りだ。

アメリカではメキシコ系の人々が多く住むロサンゼルスで開催されるが、人種に関わらず様々な人がパレードやイベントに参加する。

アメリカに居ながら、メキシコのダンスや民芸品、料理など、メキシコ文化を楽しむことが出来る陽気なお祭りだ。

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【ホリデーオンリー:とりあえずボッチ回避法?】考察・感想

この作品のポイントと言えば、タイトルにも入っている通り、アメリカのホリデー事情。

日本よりも国を上げてのお祭りやイベントが多いアメリカならではの文化や、独特な過ごし方、そして家族が集まる頻度の多さ。

イベント事を恋人や友人と過ごすことが多い日本とは違い、アメリカでは様々なタイミングで家族団らんが行われる。

それによって起こるイライラをきっかけに始まるこの物語だが、映画で登場する祝日の様子と、上手く行かない大人の恋愛の様子が、絶妙なバランスを作り出している。

過去の失恋を引きずりながらも平気な顔で過ごし、いつも聞かされる家族の結婚話やアドバイスに辟易としていたスローンと、その時々を楽しめればいいと飄々と過ごすジャクソン――クリスマス、ハロウィン、母の日、年越しのカウントダウンなど、様々なお祭りの中で交わされる会話、描かれる人物像、そして関係性の移り変わりが、楽しさともどかしさと共感を生むのだ。

また、映画の主軸であるスローンとジャクソンの恋愛模様の他に、スローンの叔母で独身主義者のスーザン(クリスティン・チェノウェス)のサブストーリ―では、一見自由奔放な彼女の内面や弱さが描かれ、人と愛を育むということの難しさ、素晴らしさを知ることが出来る。

明るく派手なお祭りとは反対に、現実的でどこか冷めた恋愛観や恋愛模様が繰り広げられる❝大人の恋愛のリアルさ❞も、ラブコメディだからと鼻で笑って済ませられない、ジャンルに縛られない魅力がある。

「恋愛に期待なんてしない」

そんな考えが少しでもある人にとって、この映画は共感度120%を超えるのではないだろうか?

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