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【カムバック・トゥ・ハリウッド】ネタバレ・コラム。映画とは人生だ!

©2020 The Comeback Trail, LLC All rights Reserved

Writer:白膠木かもめ
Introduction

【カムバック・トゥ・ハリウッド】コラム。ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンと豪華俳優陣が共演を果たしたコメディ映画。演技がすばらしいのは言わずもかな。コメディ好きは是非ご覧あれ。

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Production

公開:2021年 アメリカ

原題:The Comeback Trail

配給:アルバトロス・フィルム

監督:ジョージ・ギャロ

キャスト:ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマン

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【カムバック・トゥ・ハリウッド】あらすじ

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1974年、ハリウッド。

ミラクル映画社のプロデューサーであるマックス(ロバート・デ・ニーロ)は、自社の最新作である「尼さんは殺し屋」が大ゴケしている事実を受け入れられずに、ビジネスパートナーであり甥であるウォルター(ザック・ブラフ)も呆れるばかり。

大ゴケした彼はある問題をウォルターに秘密で抱えていましたーーーそれは極悪ギャングに借金をして映画を撮影したこと。

自宅に帰ると案の定、ボスであるレジー(モーガン・フリーマン)とその手下たちが自宅にやってきており、35万ドルを返済しないと命はない、と恐ろしい言葉を吐かれてしまいますが、マックスに返済の余地はなく絶対絶命のピンチに陥ります。

仕方なく以前の弟子で売れっ子プロデューサーとなったジェームス(エミール・ハーシュ)に相談に行きますが、マックスがずっと大切にしていた脚本「パラダイス」と引き換えだと言われてしまいます。

泣く泣く共同制作者になる代わりに脚本を譲ることを決意しますが、ビルの屋上でのスタント準備中に主演である人気アクションスターが転落してしまい……。

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驚くほどハマり役!

マックスを演じるロバート・デ・ニーロのクズっぷりが存分に楽しめる本作ですが、コロコロと表情豊かなマックス、旬を過ぎてあとは死を待つだけのと言わんばかりの西部劇スターのデューク(トミー・リー・ジョーンズ)やギャングボスのレジー。

この3人のハマり具合が最高でした。

本作は「映画」がメインで物語が構成されていますが主役3人はもちろん、甥のウォルター、ウソ映画「西部の老銃士」の監督であるメーガン(ケイト・カッツマン)、その他スタッフたち全てから【映画が好きだ】という気持ちがよく見えています。

だからこそマックスは映画に携わり、デュークは出演することを決め、レジーはマックスにお金を貸したわけです。

かく言う我々視聴者もまた映画好き。

これほどまでに映画愛に溢れた作品はそうそうないかもしれません。

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トントン拍子でうまくいく安定感とスパイス

「パラダイス」の主演俳優が事故死したことで多額の保証金が入ることを知り始まった、保険金目当ての映画撮影。

ジェームスに「パラダイス」を譲ったことで手に入れたお金でロケをしていると思い込んでいるウォルターは、豪華なセットや演出にワクワクしていますが、裏には相当最悪な目的があるなんて知る由もありません。

デュークを事故死(という名の殺人)させるため、彼が乗る馬を暴れさせてみたり吊り橋のロープに切れ目を入れてみたりと危険に陥れますが、どの場面でも無事に生還を果たします。

デュークが生還を果たしたときのマックスの実に残念そうな顔は必見です。

ある意味、大いに危険なスタントを挟んでできたシーンのカットたちはそれはそれは映画として上出来で、主演が死んだという連絡がいつまで経っても来ないので、しびれを切らして乗り込んでくるレジーが思わず手を叩いてすごい!と喜んでしまうほど。

ハラハラさせながらも死にそうで死なない、コメディアニメのような安定感とスパイス、ロケ地にレジーがやってくるシーンではちょっとした逃走劇が。

いい塩梅に散りばめられた映画らしいカットを楽しんで。

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映画マニア・レジーの語るタイトルは?

本編で極悪ギャングのレジーは、数々の映画をなぞらえたような言い方をよくしています。

もちろん挙げられるタイトルは実在の映画。

まずは「金を返さないと【黒い罠】(1958)のガキみたいにするぞ」。

冒頭の長回しが有名なカルト的映画です。

60年前とは思えない狂気じみたカットをぜひ。

お次は「【死の接吻】(1952)みたいに階段から落とそう」。

車椅子を階段からぶち落とすシーンが実に衝撃的かつリ、チャード・ウィドマーク演じるトミーの笑い声が印象的な作品です。

他にも「【絞殺魔】(1968)みたいにしてやる!」など、ここで挙げた映画とセリフたちはすべてマックスに当てられたものです。

借金を返済しない彼を殺す気満々です。

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ハリウッドがより輝いて見える年代

もちろん今でも素晴らしいですが、映画の街・ハリウッドがよりキラキラ輝いて見える1970年代。

もっとこのハリウッドの空気が味わいたい方におすすめなのは【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】(2019)。

クエンティン・タランティーノ監督が描く、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの夢の共演作です。

西部劇のシーンがあったりロケ地でのシーンがあったりと、映画製作の空気が味わえるかと思います。

おじさんたちのコメディが!という方には【ジーサンズ はじめての強盗】(2017)を。

本作でおなじみモーガン・フリーマンをはじめ、マイケル・ケイン、アラン・アーキンとこちらも豪華俳優陣が共演を果たしており、こちらのモーガンも実に憎めないいいキャラを演じています。

さて、保険金目当てのウソ映画は大ヒットを果たし、なんだかんだ丸く収まりましたが、実は大ゴケしたらしい「尼さんは殺し屋」の予告編が本編エンドロールで流れる仕様になっています

B級映画感満載ですが、これはこれでおもしろそうな……。

しかし、宗教団体が抗議で映画館の前を練り歩く気持ちもわからないでもないです。

気になる方はぜひ最後まで御覧ください。

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