【僕を育ててくれたテンダーバー】は、J.R.モーリンガーが2005年に発表した自伝【The Tender Bar】を映画化。
ジョージ・クルーニーが監督を務め、ベン・アフレックが主演を務めています。
また、J.R.モーリンガーの祖母役を演じていたソンドラ・ジェームスの遺作となりました。
父親の顔も知らないJ.R.モーリンガー(以下、JR)が父親という存在を求め、叔父をはじめ叔父が経営するバーの常連客らと交流しながら様々なことを学んでいきます。
2021年/アメリカ
原題:The Tender Bar
配給:Amazonスタジオ
原作:J・R・モーリンガー「The Tender Bar」
配信:[Prime Video] (PR)
監督:ジョージ・クルーニー
【僕を育ててくれたテンダーバー】あらすじ
J.R.モーリンガー(ダニエル・ラニエリ)は、母に連れられて母の実家に引っ越してきました。
ラジオDJの父は、家に帰って来ないどころか家庭を全く顧みなかったため、父の顔を知らないJRはラジオで聞く父の声しか知らなかったのです。
そんな夫を見限った母ドロシー(リリー・レーブ)に連れられて、母の実家に引っ越してきました。
JRは、父親という存在を求めて叔父チャーリー(ベン・アフレック)が経営するバーに行くようになります。
チャーリーはそんなJRに、自分がどう生きていくべきかを教え本当の息子のように接していきました。
こうしてJRは、チャーリーやバーの常連客との交流を通じ大人になって行くのです。
チャーリー・モーリンガー役 / ベン・アフレック
登場人物
JRの叔父。
バーを経営しており、JRに男としての生き方を教えます。
キャスト情報
●ベン・アフレック(Ben Affleck)
●アメリカ・カリフォルニア州バークレー出身
●1972年8月15日生
●代表作
- 【グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち】(1997)
- 【アルマゲドン】(1998)
- 【パール・ハーバー】(2001)
- 【ハリウッドランド】(2006)
- 【アルゴ】(2012)
- 【ジャスティス・リーグ】シリーズ
- 【バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生】(2016)
- 【スーサイド・スクワッド】(2016)
- 【最後の決闘裁判】(2021)
●受賞歴
【グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち】
- アカデミー賞脚本賞
- ゴールデングローブ賞脚本賞受賞
【アルゴ】
- アカデミー作品賞受賞
- ゴールデングローブ賞 監督賞受賞
- 英国アカデミー賞 監督賞受賞
J.R.モーリンガー役 / タイ・シェリダン
登場人物
弁護士になって欲しいという母の願いではなく、自らジャーナリストになることを決意します。
幼少の頃は”実父の存在”に憧れていましたが、成長するにつれ父のだらしなさに嫌気が差し決別しました。
キャスト情報
●タイ・シェリダン(Tye Sheridan)
●アメリカ・テキサス州パレスティーン出身
●1996年11月11日生
●代表作
- 【MUD -マッド-】(2012)
- 【X-MEN】シリーズ
- 【レディ・プレイヤー1】(2018)
●受賞歴
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幼少期のJ.R.モーリンガー役 / ダニエル・ラニエリ
登場人物
父親についてはラジオから流れてくる声だけしか知らないため、まわりには父親は「ラジオの人」と話していました。
キャスト情報
●ダニエル・ラニエリ(Daniel Ranieri)
●アメリカ・ニューヨーク州ブルックリン出身
●2011年生
●代表作
【僕を育ててくれたテンダーバー】
●受賞歴
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ドロシー・モーリンガー役 / リリー・レーブ
登場人物
JRの母。
離婚してJRと共に実家に戻って来る。
JRのために職を探し懸命に働く。
キャスト情報
●リリー・レーブLily Rabe)
●アメリカ・ニューヨーク州出身
●1982年6月29日生
●代表作
- 【マイ・ビューティフル・デイズ】(2016)
- 【アメリカン・ホラー・ストーリー】シリーズ(2011~)
- 【フレイザー家の秘密】(2020)
●受賞歴
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J.Rの祖父役 / クリストファー・ロイド
登場人物
JRの祖父。
変わり者で家族から「家族に興味がない」と思われていたが、JRの学校で父兄と一緒のランチ会には自ら出席するといい周囲を驚かせる。
キャスト情報
●クリストファー・ロイド(Christopher Allen Lloyd)
●アメリカ・コネチカット州スタンフォード出身
●1938年10月22日生
●代表作
- 【カッコーの巣の上で】(1975)
- 【バック・トゥ・ザ・フューチャー】シリーズ
- 【ロジャー・ラビット】(1998)
- 【アダムス・ファミリー】シリーズ
●受賞歴
【風と共に去る20ドル!?】
- インディペンデント・スピリット賞助演男優賞
J.Rの父親役 / マックス・マーティーニ
登場人物
JRの実父。
自分の声に絶大な自信があるラジオDJ。
酒癖、女癖が悪く暴力的。JRの顔もよく覚えていない。
キャスト情報
●マックス・マーティーニ(Max Martini)
●アメリカ・ニューヨーク州出身
●1969年12月11日生
●代表作
- 【13時間 ベンガジの秘密の兵士】(2012)
- 【パシフィック・リム】(2013)
- 【ザ・ユニット 米軍極秘部隊】(2006-2009)
- 【スペクトル】(2016)
●受賞歴
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【僕を育ててくれたテンダーバー】レビュー
ノスタルジックな雰囲気で、当時のアメリカを彷彿とする舞台背景は素晴らしいものでしたが、ストーリー自体に盛り上がりはなくJRの成長を淡々と見守るような作品です。
ただ、盛り上がりはないもののJRを囲む人々やその繋がりからは、故郷を思わせる温かみのあるストーリーで、叔父チャーリーがいたからこそJRは自分で自分の道を選び、進むことが出来たようにも思えます。
「僕を育ってくれたテンダーバー」オフィシャルサイト
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