スポンサーリンク

【舟を編む】あらすじと解説。丁寧に実写化された言葉を紡ぐ人々の物語。

「舟を編む」出典:www.amazon.co.jp

作品情報

映画【舟を編む】は2013年に松田龍平主演で公開されたヒューマン映画です。原作は雑誌で連載していた小説で、2012年に本屋大賞を受賞したことをきっかけに映画化、漫画化、アニメ化と多くの作品が誕生し、アニメ化では主題歌も話題となりました。映画のキャッチコピーは「マジメって、面白い。」を、ぜひ。

©2013「舟を編む」製作委員会
公式サイト

*外部サイトに移動します

製作

公開:2013年 日本

監督:石井 裕也

原題:舟を編む

原作者:三浦しをん

配給:松竹、アスミック・エース

キャスト:松田龍平、宮﨑あおい、オダギリジョー、小林薫、池脇千鶴、黒木華、八千草薫

動画配信

当サイトでご紹介しているものは2021年2月現在のものです。状況により配信されていない場合がございますので各サービスでご確認ください。

関連作品 ➤
スポンサーリンク

【舟を編む】あらすじ

舞台は1995年の出版社・玄武書房の辞書編集部です。

玄武書房では国語辞典「大渡海」を出版する計画を進めていました。

営業部の馬締(松田龍平)は、辞書編集部の荒木(小林薫)に引き抜かれ、辞書編集部に異動することになります。

馬締は辞書編集部で、言葉への強い関心と持ち前の粘り強さを生かし、辞書づくりに才能を発揮していきました。

ある日、馬締が住む下宿先に香具矢(宮崎あおい)が訪れ、馬締は初めての感情「恋」を抱きます。

スポンサーリンク

キャスト情報

馬締 光也(まじめ みつや)/松田龍平

玄武書房の辞書編集部に所属する、入社3年目の真面目な性格の主人公です。

辞書編集部の辞書作りへの熱い思いに感銘を受け、熱心に取り組みます。

馬締 光也役を演じたのは、【探偵はBARにいる】(2011)、【NANA】(2005)、【アヒルと鴨のコインロッカー】(2007)などに出演している松田龍平です。

林 香具矢(はやし かぐや)/宮﨑あおい

馬締が暮らす下宿「早雲荘」の大家の孫娘で、板前見習いをしています。

林 香具矢を演じたのは、【ソラニン】(2010)、【世界から猫が消えたなら】(2016)、【NANA】(2005)など多くの作品で主演を務める宮﨑あおいです。

本作では、馬締を側で支える良き妻を好演していました。

西岡 正志(にしおか まさし)/オダギリジョー

西岡は、辞書編集部入社5年目の社交的な今どきの若者です。

内向的な馬締と良いコンビとして辞書作りに尽力しますが、大渡海出版の危機に追い込まれた際に、宣伝広告部に異動することになります。

西岡 正志を演じたのは、【東京タワー オカンとボクと、時々、オトン】(2007)、【メゾン・ド・ヒミコ】(2005)、【湯を沸かすほどの熱い愛】(2016)などに出演しているオダギリジョーです。

スポンサーリンク

【舟を編む】見どころと解説

「舟を編む」「大渡海」に込められた思い

本作のタイトルは、言葉を「果てしない海」、辞書を「その大海を渡る一艘の舟」と表現し、その舟を作り上げることを意味しています。

そして、作中に登場する辞書「大渡海」は今を生きるをコンセプトとして、次のように語られます。

「言葉の意味を知りたいとは、誰かの考えや気持ちを正確に知りたいということ。」

「それは人と繋がりたいという願望ではないか。」

本作の様々な場面で、言葉を紡ぐ編集者たちの辞書に対する熱い気持ちを感じることができます。

香具矢への告白

香具矢に一目惚れした馬締は、香具矢へラブレターを書きました。

しかし、そのラブレターは回りくどい長文で綴られており、香具矢は読み解くのに苦戦します。

ラブレターだと気づいた香具矢は、馬締に直接言葉で伝えてほしいと言います。

告白の言葉は、長文で綴られたラブレターに対し「好きです」「私も」と非常に短いものでした。

このシーンでは、文章と言葉の対比、そして言葉のシンプルさが印象的でした。

スポンサーリンク

【舟を編む】感想

現在では、分からない言葉と出会ったらスマートフォンやパソコンで検索することがほとんどだと思います。(電子辞書を使っている方もいると思います。)

調べ方は変化しても、辞書の根本的な役割は変わらず、言葉は人に自分の考えを伝える道具として存在しています。

紙の辞書は、辞書一冊を作るのに何十年もかけて言葉を集め、意味を考え、何度も見直して地道に作られています。

一度印刷すると修正することができないため、誤りがないように何度もチェックします。

本作はその辞書編集にかかる長い年月を丁寧に描いた作品となっているのです。

今、簡単に調べることができる言葉は、これまで辞書作りに関わった多くの人の地道な作業の積み重ねで成立し存在していることを知りました。

辞書の編集という一見地味なテーマですが、133分の間退屈することなく、楽しむことができました。

大きなどんでん返しのような展開はありませんが、人間味溢れるやり取りと辞書が完成していく過程にじわじわと惹きつけられます。

ぜひ、ご覧下さい。

タイトルとURLをコピーしました