【きみに読む物語】究極の愛のカタチがここに、胸高鳴るラブストーリーに泣く。

きみに読む物語
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映画【きみに読む物語】のネタバレと見どころ。

日本でも名高い作家のニコラス・スパークスが手掛けた代表作。

その代表作を俳優としても映画監督としても活躍しているニック・カサヴェテスが映画化しました。

映画【ラ・ラ・ランド】(2016)でも注目を浴びたライアン・ゴズリングと、【ドクター・ストレンジ】(2016)でヒロインを演じたレイチェル・マクアダムスの共演作。

豪華なキャストたちの演技や、1940代の時代背景にも注目です。

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【きみに読む物語】作品情報

公開

2004年 アメリカ

原題

The Notebook

監督

ニック・カサヴェテス

配給

ニュー・ライン・シネマ、GAGA

キャスト

ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス、ジーナ・ローランズ、ジェームズ・ガーナー、ジョアン・アレン、ジェームズ・マースデン、サム・シェパード、ケヴィン・コナリー、デヴィッド・ソーントン

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【きみに読む物語】あらすじ

ある認知症を患っている女性(ジーナ・ローランズ)が、療養施設の窓から見える湖を眺めていました。

同じ療養施設に入っているデューク(ジェームズ・ガーナー)は、今日こそ大丈夫だと意気込んで女性患者の元へと足を運びます。

デュークは、毎日ある物語を認知症の女性患者に読み聞かせていました……。

物語の始まりは1940年。

友人とカーニバルにやって来たノアは、夏の間だけ別荘に来ていたアリーと出会い一目惚れしました。

アリーに声を掛けるも拒絶されるという最悪な出会い。

しかし、ノアは諦めず強引なやり方で彼女をデートに誘い、その時はOKを貰いましたが、後日、偶然町で会ったものの彼女は気が変わったと笑顔で断ったのです。

それでもノアは諦められず、友人のフィン(ケヴィン・コナリー)とその彼女のサラにお膳立てしてもらい、4人で映画を観ることに……。

映画を観終わると、アリーはサラとフィンに送ってもらわずにノアと歩いて帰りました。

そしてアリーは、自分の知らない世界や考え方を持っているノアに徐々に惹かれ、交際することになったのです。

毎日ノアの仕事終わりに会い、アリーは休暇が終わっても家に戻らず、彼と一緒に過ごしたいと望むようになります。

お互いに愛し合い幸せな2人でしたが、材木置き場で働くノアと社長令嬢のアリーでは身分が違うと親に反対されてしまいました。

アリーは両親に反抗しましたが、ノア自身は安月給の自分に彼女を幸せにできるのか不安に思うようになっていたのです。

ノアが迷っているうちにアリーは、両親に連れられて実家に戻ることになってしまいます。

その後もアリーが忘れられなかったノアは、彼女に毎日手紙を送り続けたのですが……。

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【きみに読む物語】の見どころ・ネタバレ

豪華キャストが熱演する身分違いの恋

木材の工場で働く青年のノアと、大金持ちの家庭で育ったアリーの身分違いの恋。

ライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスは、お互いが置かれている環境の違いに戸惑いながらも惹かれ合い、愛を育む2人を演じました。

幸せの絶頂にいたノアとアリーが現実を突き付けられ、絶望する2人演技力が圧巻です。

アリーをノアから引き離そうとする彼女の母親と父親だけでなく、他の登場人物の人物像も丁寧に描かれています。

アリーの母アン(ジョアン・アレン)は、過去にアリーと同じような恋に落ちたことがありましたが、彼女は今の夫ジョン(デヴィッド・ソーントン)と結婚して良かったと話していました。

果たして、アンは自分の選んだ人生に後悔はないのか、それで幸せだと感じたのか?

愛よりも安定を取ったアンと、アリーが置かれている状況を照らし合わせるシーンも丁寧に描かれていました。

ライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスは、【きみに読む物語】でMTVムービー・アワードのベスト・キスにも選ばれるほど、ロマンチックなシーンが満載になっています。

徐々に絡み合う過去と現在

映画【きみに読む物語】は、アメリカ合衆国のベストセラー作家ニコラス・スパークスの代表作とも言われている小説が原作です。

ニコラス・スパークスの小説は、【きみがくれた物語】や【親愛なる君へ】など他9作品が映画化されている。

この作品では、療養施設で物語を読み聞かせるデュークと認知症の女性患者のシーンと、1940年代のノアとアリーのストーリーが並行して進んでいきます。

2つの物語が次第にリンクし始めることで、デュークと認知症の女性患者との繋がりが明らかに。

ミステリー作品ではありませんが、ストーリーには多くの伏線が隠されていて、リンクしていく場面も見どころです。

繰り返されるラブストーリー

ノアと離ればなれになってから長い月日が流れ、アリーには新しい恋人が出来ていました。

上流階級の家庭で育った彼との交際にアリーの両親も賛成し、婚約することになりましたが、彼女の心の奥にはノアへの想いが刻まれていたのです。

ノアとのことは若気の至りだと自分に言い聞かせながらも、偶然ノアと再会したことで2人の時間が動き出します。

送り続けた手紙と、愛しい人には届かなかった手紙。

ノアは毎日アリーに手紙を送り続けていましたが、アンが手紙を全て隠しアリーにノアのことを諦めさせようとしていたのです。

それと同時に、返事が来なければノアもアリーを諦めるだろうと思っていました。

しかし、再会した2人が急接近するとアンはアリーにノアからの手紙を全て手渡して、どちらに人生を選ぶのか選択させます。

ノアの手紙がアリーへ届けられた時に物語が大きく変化しました。

自分の人生を捧げ、たった1人の女性を思い続けたデュークの愛情の深さはこの作品最大の見どころ。

若い青年ノアと、アリーの物語に隠されたメッセージは涙なしではいられません。

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【きみに読む物語】感想

1940代を再現している町並みや衣装なども、映画好きとしては嬉しいポイント。

しかし物語が始まれば、一気にストーリーに飲み込まれてしまいます。

語り手である主人公デュークが誰なのかに気づいた時には、胸が熱く苦しくなりました。

デュークはノアで認知症の女性はアリーでした。

彼が読み聞かせていた物語は、2人が歩んできた日記だったのです。

この日記を読み聞かせることで、アリーが少しでも記憶を取り戻せたらという想いと、彼女に対する永遠の愛を伝えていたのだと思います。

認知症になったアリーは、時々記憶が蘇ることがありました。

それでも長い時で5分間だけ。

その後は、またデュークが誰なのかを忘れてしまいます。

それでもデュークは、毎日毎日アリーに寄り添って日記を読み聞かせていました。

彼がデュークと名乗っていたのは、あくまでも日記ではなく物語として伝えるためだったのだろうと思います。

そしてラスト。

療養施設でデュークが迎えた結末は、何度観ても涙が溢れます。

逝く直前のアリーの隣で横になり、翌日に看護師が見つけた時には2人は息を引き取っていました。

まさに究極の愛の結末というラストは、溢れる涙を抑えることは出来ないでしょう。

究極のラブストーリーを見たい方には、まさに必見の作品です。

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