Netflixで2025年12月18日から配信される映画「10DANCE」は、競技ダンスの裏側にある情熱と葛藤を描いたヒューマンドラマ。華やかなダンスの世界を舞台にしつつも、物語の中心にあるのは“人間関係”と“自分をどう乗り越えるか”。
作品紹介
「10DANCE」は、競技ダンス界で活躍する主人公が、新しいパートナーとの出会いをきっかけに自分自身を見つめ直していく物語。“10DANCE”は競技ダンスの10種目を総合的に競う競技のこと。スピードも技術も表現力もすべて求められる過酷な世界で、主人公は追い込まれながらも新たな道を探していく。
ダンス映画と言うとキラキラした青春ものを思い浮かべがちだが、この作品はプレッシャー、挫折、プライド、人間関係のすれ違い…ダンスという表現を通して心の変化が丁寧に描かれているのも特徴。
あらすじ

物語は、長年組んできたパートナーを失い、自分の“ダンス人生”に迷いが生じている主人公から始まる。新しいパートナーと組むことになったものの、実力も価値観も違う2人は最初から衝突ばかり。
ただ、練習を重ねるうちに互いの弱さや本音が見えてきて、次第に“ひとつの作品を作り上げる”感覚を共有していく。
でも、競技ダンスは見た目の華やかさとは裏腹に、メンタルもフィジカルも極限状態。大会が近づくほどに緊張は増し、2人の関係にも揺らぎが―――。舞台の上で“完璧な10DANCE”を踊るために、2人は何を選ぶのか。
注目ポイント
①:圧巻のダンスシーン

本作の最大の魅力は、やはりダンスシーン。カメラワークがすごく、ただ“踊っている”のではなく、感情がそのまま身体の動きに乗って伝わってくる。
リズムに合わせて表情が変わる瞬間、息が上がるリアルさ、緊張で体が固まる仕草――全部がドラマの一部になってる。
ダンス映画好きはもちろん、そうじゃない人でも「すごい…」となるレベルだ。
②:2人の関係性の変化
パートナーを組むのは、特別な関係でもある。信頼できなければ成り立たないし、相手とぶつかるほど良い化学反応が生まれることもある。この映画では、その“距離感の揺れ”がとても丁寧に描かれてる。
- 反発
- 納得いかない沈黙
- 小さな信頼
- そして本気の挑戦
という段階を踏んでいくため、観てる側も2人を応援したくなる。
③:心情の描き方が繊細
「10DANCE」は“競技”を描きながらも、実は“人の再生”をテーマにしている。どれだけうまく踊れても、自分を受け入れられなければ前に進めない。
主人公の葛藤、弱さ、過去の傷が少しずつ見えてくる構成で、終盤に向かって気持ちの変化がしっかり伝わる。
テーマ解説:10DANCEに込められた意味
競技ダンスの10種目を総合的に戦う“10DANCE”は、技術だけじゃなく精神力が試される競技。
映画のタイトルには、「すべてを乗り越えて自分を完成させる」という意味も込められているように感じる。
- 相手と向き合う勇気
- 自分の弱さを認める強さ
- 完璧じゃなくても前に進む決意
この映画は、そんな“心のダンス”をもうひとつの主軸として描いてる
ジェイ・ケリー(Netflix)キャスト・あらすじ・見どころ|人生はフィルムじゃない――スターの“裏側”と再出発の旅
