「オーダー」は、1980年代のアメリカ・ワシントンを舞台に、銀行強盗や爆破事件を引き起こした”The Order”と、彼らを追うFBI捜査官を描いた作品です。実際に起こった事件を基に制作された、ジュード・ロウ×ニコラス・ホルスが対峙するクライムスリラー。
作品紹介
解説
![ザ・オーダー,プライムビデオ](https://cinemercato.com/wp-content/uploads/2025/01/b782ab565480713c9e4043f114a2491a.avif)
太平洋岸北部では1年以上に渡り、銀行強盗や装甲車強盗が相次ぎ市民を恐怖に陥れていました。襲撃は狂暴化し警察当局も困惑状態でした。
そんななか、FBI捜査官のテリー・ハスクは、捜査を進めるうちに強盗犯はアメリカ政府に対する武装蜂起のための資金調達を目論んでいる白人至上主義過激派グループの仕業だと確信したのです。彼らはすでに400万ドル以上の軍資金を築き上げており、このままでは国全体に危険が及ぶ……。
この作品は、実話を基にテリー・ハスクとそのチームが国家を守るため、ザ・オーダー(白人至上主義団体)のリーダーであるロバート・ジェイ・マシューズを追う、米国史上に残る戦いを描いた物語となっています。
あらすじ
![ザ・オーダー,プライムビデオ](https://cinemercato.com/wp-content/uploads/2025/02/869d013879708c4cf0eda377d98b63fc.avif)
1983年、ブルース・ピアースとゲイリー・ヤーブローは狩猟旅行と偽り、森の中へウォルター・ウェストをおびき出して殺害しました。
一方で、テリー・ハスクは、アイダホ州コー・ダリーンにある放置されていた支局を再開し、疎遠になっている妻と娘との関係も修復しようとしていました。
また、ワシントン州スポーカンでは、ロバート・マシューズ、ブルース・ピアース、ゲイリー・ヤーブロー、デイビッド・レーンがワシントン・ミューチュアル銀行を襲って現金を強奪。その後、ロバートは愛人と妻に強盗で得た現金を渡します。
アーリアン・ネーションズと創設者のリチャード・バトラーに関する資料を確認したハスク捜査官は、地元の保安官事務所を訪れ副保安官のジェイミー・ボーエンと知り合います。
ジェイミー・ボーエンは、アーリアン・メーションズの一員であり幼馴染のウォルター・ウェストが数週間行方不明になっていることから、リチャード・バトラーが拠点にしているアイダホ州にあるヘイデン湖への案内をハスク捜査官に申し出ました。
ジェイミーはウォルターから、組織が偽札を造っていることを聞いていたため、シナゴーグ爆破事件やスポーカンの強盗事件も組織が関与していると疑っていたのです。