映画『グッドナイト・ムーン』は、ジュリア・ロバーツとスーザン・サランドンのが夢の共同主演を務めた映画です。
実の母親と継母。
2人の強い女性が子育てに奮闘する、感動の一作です!
『グッドナイト・ムーン』のあらすじ
イザベルは売れっ子のフォトグラファー。1年前から続いている弁護士ルークとの恋も順調で、同居生活をスタートさせる。しかし、彼には12歳の娘と7歳の息子がいた。二人の子供に気に入られようと奮闘するイザベルであったが、空回りの連続。しかもルークの先妻ジャッキーは家庭的で完璧な母親だった。子供たちを愛するあまり、イザベルにもつらく当たる。しかし、ジャッキーには誰にも言えない秘密が・・・。
出典:公式サイト
NYを拠点に女性カメラマンとして働くイザベルは、恋も仕事も順調!
大好きな彼氏ルークとも同棲生活中!
しかし、2人の間にはある事情が……。
実は、ルークは過去に結婚をしていて、元妻ジャッキーとは別れたものの、2人の間には娘と息子がいたのです。
母親と父親を行き来する子供達。
そんな子供達の“継母”になろうと奮闘するイザベルですが、子育ては初めてでうまくいかないことの連続……。
何より、子供達に嫌われています。
子供達が懐いているのは実の母親ジャッキー。
しかし、彼女には誰にも言えないある秘密が……。
『グッドナイト・ムーン』の見所
不器用なイザベル
イザベルにとって子育ては人生初。
カメラマンとしては優秀はイザベルも、子育てはうまくいかないことの連続で……。
長女のアンナは口も聞いてくれません。
そんなイザベルを見て呆れるジャッキー。
しかし、イザベルは決して諦めることはなく、心で子供達とぶつかりました。
一生懸命なイザベルの姿に、ジャッキーや子供達の心に変化が……?
そして、イザベルは仕事か家庭かという人生最大の岐路に立たされます。
果たして、イザベルが選んだのは……?
嘘の笑顔
今作の前半では気が強く、ハッキリとものを言うジャッキーは、イザベルのことが相当気に食わずに彼女の作ったお弁当を平気で捨ててしまいます。
離婚はしてしまったものの出版社に復職し、愛する子供もいて順風満帆に見えるジャッキーでしたが、実は彼女の体は癌に蝕まれているのです。
余命わずかなジャッキーは、本当は出版社に復帰はしておらず、毎日病院に通っていました。
家族に真実を話すよう医者に勧められますが、ジャッキーは心配させたくないため誰にも言えません。
たった一人で癌と闘っていました。
彼女がいつも子供達に見せていたのは、悲しみと苦しみを隠すための嘘の笑顔だったのです。
それぞれの思い
ジャッキーは、徐々に絆を築いているイザベルと子供達を見て、嬉しいような寂しいような複雑な気持ちでいましたが、何かあった時のため、母親代わりがいることは子供達にとって良いことだと思いながらも、悲しくもあり……。
それでもイザベルのひたむきに努力する姿を認め、ジャッキーは継母になってほしいと伝えます。
しかしイザベルは、実の母親ほど愛してもらえる自信がなく、自分が継母にふさわしいとはどうしても思えなかったのです。
アンナが将来結婚するときに、そばにいるのは自分でいいのか?と……。
そんなイザベルにジャッキーはこう言います。
「彼女(アンナ)は選ぶ必要ない。両方選べば良い。」
2人で彼女を育て、2人を愛してもらえば良い。
本当に大切なのはどちらかの愛を選ぶことではなく、2つの愛を受け取ることなのだとジャッキーは考えたのです。
『グッドナイト・ムーン』の感想
母と子の絆ほど強いものはなく、人は困難を乗り越えながら成長していくことを教えてくれる作品でした。
癌が発覚したジャッキーは、一度は1人で闘おうとします。
しかし、ルーク・アンナ・ベン・イザベルが献身的に支えてくれたお陰で頑張れたのです。
確かに彼女は強い女性ですが、どんなに強く逞しい人でも、1人でいればいつか心が壊れてしまうときが必ず来ます。
自分が苦しい時や辛い時、支えてくれる家族は一生の宝物です。
家族が近くにいることや家族と共に生きていることに、改めて感謝させられる素晴らしい作品でした!
大切な人を思い浮かべながら観てほしいです!
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