あらすじ解説
続編Teaser→★
物語の舞台は「縦型刑務所」と呼ばれる巨大な建物です。この施設には何百もの階層があり、囚人たちは2人ずつ各階に収容されています。中央には「ピット」と呼ばれる石造りの小型エレベーターがあり、毎日一度、上から下へと食事が運ばれてきます。
食事は上層階から順番に提供されるため、下階の囚人たちは上階の囚人たちが残した残飯しか食べることが出来ません。下階に行けば行くほど食べ物が少なくなり、最下階の囚人たちは飢えや絶望さらにはカニバリズムに直面し、囚人間での対立を生み出していきます。
1作目では、食事が下の階に行くほど残りが少なくなるというシステムが強調されましたが、続編ではそのシステムに対する反乱や囚人たちの変化が描かれるとともに、社会的な不平等さに関するメッセージも追加されると考えられています。
なお、この映画は貧富の差などの不平等さや適者生存といったテーマが描かれています。上層の者が豊かに暮らす一方、下層の者が苦しむという構造は現実世界の社会的な格差を反映していると多くの批評家に評価されました。