ひょろっとしたピンクの体、眠たげな黄色い目といたずらな笑み。映画好きでない人にもよく知られたキャラクター・ピンクパンサー。
1963年作【ピンクの豹】のオープニングクレジットに登場し、60年近く経った今でも愛されています。
ブレイク・エドワーズ監督によるこの作品、ピンクパンサーという名のダイアモンドを巡るサスペンスコメディです。
デヴィッド・ニーヴン、クラウディア・カルディナーレをはじめとする美しい俳優陣が競演する本作、ピーター・セラーズ演じるクルーゾー警部は準主役ながらも高い人気を得て、その後の計8本に及ぶシリーズでは主役を務めています。
王女のパーティやロマンスなど華やかなシーンも多い中、クルーゾー警部のドタバタ喜劇には笑いが止まりません。
劇中には豹のキャラクターは登場しませんが、その後独立したアニメシリーズになり現在も活躍しています。
ピンクパンサーは昨今のポップカルチャーにも登場
アニメ版は今も根強いファンが多く、新作が作られ続けています。
そのピンクパンサー、新旧映画の世界も楽しめるカジノオンラインでもフィーチャーされているのをご存知でしょうか。
英最大手のベッティング社のひとつであるウィリアムヒル(William Hill)のカジノオンラインでは「ピンクパンサー」というスロットゲームをプレイすることができます。
ピンクパンサ、クルーゾー警部やリトルマンといったおなじみのキャラクターが現れ、ジャックポットやミステリーボーナスを楽しむことができます。
現在は配信終了していますが2015年には”Pink Panther’s Epic Adventure” というiOS、Android端末向けのゲームも出ており、ピンクパンサーはこれからもゲームの世界に登場することでしょう。
ピンクパンサーの今まで、そしてこれから
ピンクパンサーといえばヘンリー・マンシーニによるテーマソングがあまりにも有名。
【ピンクの豹】が公開された1963年は【アラビアのロレンス】、初代【007】などの名作が続々と公開されました。
中でもおすすめはヘンリー・マンシーニが音楽を担当した【シャレード】。
軽妙なロマンティックサスペンスです。
スタンリー・ドーネン監督、主演はオードリー・ヘプバーンとケーリー・グラント。別居中に殺された夫が実は秘密組織に属しており、25万ドル相当の財産を隠し持っていたことがわかり、オードリー演じるレジーナは隠し金のありかを探す男たちに付きまとわれます。
レジーナに助けを申し出る謎の男ピーターをケーリー・グラントが演じ、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディなどの名優が脇を固めています。
謎解きが好きなサスペンスファンには物足りないかもしれませんが、ストーリーのテンポがよく、パリを舞台にジバンシイに身を包んだオードリー・ヘプバーンが本当にエレガント。
ケーリー・グラントとのロマンスも観ていて楽しい。ヘンリー・マンシーニの音楽が映画の雰囲気にぴったりと合って、ピンクパンサーと同様、作品をおしゃれな雰囲気に仕上げています。
ピンクパンサーは2006年と2009年にリブート版が公開されましたが、アニメと実写を融合させた新作が作成中とのこと。
監督はソニック・ザ・ムービーのジェフ・ファウラー、脚本はバッド・ボーイズ・フォー・ライフのクリス・ブレムナー。久々にスクリーンに戻ってくるとのことで、ピンクパンサーの人気はさらに高まりそうです。