ネタバレ解説
「JOY:奇跡が生まれたとき」は、「17歳の肖像」の製作陣が贈る実話に基づく物語です。3人の先駆者の1つの大発見が、世界初の体外受精による赤ちゃんルイーズ・ジョイ・ブラウンを誕生させた実話を描きました。
本作のタイトルは、1978年7月25日に世界初の体外受精から誕生したルイーズ・ジョイ・ブラウンのミドルネームにちなんで名付けられています。
イギリスで先駆けて行われたこの方法による彼女の誕生は、”20世紀で最も目覚ましい医学的飛躍”と称賛されています。2018年に40歳の誕生日を迎えたブラウンは、自身の生い立ちに関する「Louise Brown: 40 Years of IVF」という本を出版しました。
世紀の発見をした3人の先駆者は、看護師で胚学者のジーン・パーディ、生理学者のロバート・エドワーズ、産婦人科医のパトリック・ステプトーです。彼らは生殖医学の先駆者であり、エドワーズは2010年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。パーディとステプトーは2010年までに亡くなっており、ノーベル賞は死後授与されないため、受賞には至りませんでした。
「JOY:奇跡が生まれたとき」は、Netflixシリーズ「セックス・エデュケーション」のベン・テイラーが監督を、イギリス出身の劇作家ジャック・ソーンと、その妻レイチェル・メイソンが脚本を務めています。
テイラー監督は本作に携われたことについて、「長年ファンであるジャック・ソーンとレイチェルと仕事ができることに感激している。体外受精によって2人の息子を授かった父親として、この作品は私にとっても非常に身近な物語です。想像を絶するような反対を押し切り、世界を変えるような仕事を成し遂げてくれた3人の英雄の旅に命を吹き込むことができて光栄だ。」と熱い思いを語りました。
脚本を担当したソーンは、「レイチェルと私はエリオットを授かるまでに7回も体外受精を繰り返しました。そのため、先駆者たちの物語を語る機会が訪れたとき、私とレイチェルはそのチャンスに飛びつくことにしました。この作品に取り込むことは喜びでした。」とコメントしました。
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