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【イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり】前人未踏の高度記録に挑んだ2人を待っていたものとは!?

イントゥザスカイ
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映画【イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり】ネタバレと見どころ。

【博士と彼女のセオリー】で共演したフェリシティ・ジョーンズとエディ・レッドメインが再びタッグを組んだアドベンチャーストーリー【イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり】。

気球に乗り、前人未到の記録に挑む2人の先に待っていたものとは…。

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【イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり】作品情報

【公開】

2019年 イギリス

【原題】

The Aeronauts

【監督】

トム・ハーパー

【配給】

ギャガ、Amazon Prime

【キャスト】

フェリシティ・ジョーンズ、エディ、レッドメイン、フィービー・フォックス、レベッカ・フロント、ヒメーシュ・パテル、アン・リード、ロバート・グレニスター、ヴェアンサン・ペレーズ、トム・コートネイ、他

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【イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり】あらすじ

19世紀のロンドン。

気象学者のジェームズ(エディ・レッドメイン)は、気象予測実現の可能性を周囲に訴えるも、誰も取り合ってくれず敗北感にさいなまれていました。

実験しようにも資金のないジェームズは、気球操縦士アメリア(フィリシティ・ジョーンズ)が気球飛行することを知り、アメリアに頼み込んで同乗させてもらうことにします。

前回の飛行で最愛の夫を亡くしていたアメリアにとって、この挑戦は悲しみを乗り越える飛行でした。

彼女の目標は、高度7000メートルを超えて記録を塗りかえること。

衝突し合いながらも、なんとか目標記録に達した2人でしたが、その先には想像を超える自然との闘いが待っていました。

記録を達成して、降りようとするアメリアをジェームズが説得。

更に上を目指すことにした2人でしたが気温は急激に下がり、実験用のハトは役目を果たす前に籠の中で冷たくなっているような過酷な状況に追い込まれてしまいます。

ジェームズの服装が準備不足だったため、酸欠と寒さで意識を失ってしまいました。

危険を感じたアメリアは、気球を下降させる決断をするのですが、寒さのあまりガスを抜くバルブが凍って開きません。

しかし、気球を地上に下ろすためにはバルブを開けるしか方法はないのです。

アメリアは、感覚を失った手で気球の外壁を登り上部にたどり着き、やっとの思いで凍ったバルブに隙間をあけることに成功。

しかし、そこで力尽き意識を失ってしまうのでした…。

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【イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり】見どころ

男前なアメリア

男女2人きりでの飛行となると、恋愛関係に発展するのでは?と想像しましたが、この映画ではそのような展開にはなりません。

どちらかというと男女を越えた友情が生まれるのが、この映画のひとつのポイントでもあります。

アメリアが操縦士ということもあり、気球のトラブルが起こった時には気絶しているジェームズに頼ることなく、ひとりで勇敢に困難を乗り越えていきます。

男が女を守るというよくある映画の構図を逆転させたストーリーです。

手に凍傷を負いながらも、凍った気球のてっぺんに昇るアメリアはとても男前でした。

しかし、ジェームズもアメリアに助けられているばかりではありません。

気球が急降下して絶体絶命の状態となったところで、2人の命を救う方法を思いついたのがジェームズでした。

男とか女とかというものを感じさせない信頼関係を築いていく2人がとても爽やかです。

壮大な空の景色

気球に乗ってすぐに立ち向かう事となった嵐。

ずぶ濡れになりながら、必死に気球の籠にしがみついて難を逃れるシーンでは、すでにドキドキMAXになります。

そして、嵐を抜けてたどり着いた上空7,000mの世界

見えるものは青い空と白い雲だけ。

気球から見える美しく壮大な景色は、観ている方も一緒に乗っている気持ちにさせられてしまいます。

いったん静かな景色で心が収まった後は、嵐のシーンがドキドキMAXではなかったと気づく、推定高度1万メートルの恐ろしい世界が待っていました。

アメリアが気球を登るシーンの撮影は、実際に900m上空まで気球をとばして撮影したそうです。

きっと助かるはず!と思ってみていても、気球から滑り落ちるシーンなどは心臓がバクバクで、自然の恐ろしさをしみじみと感じました。

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ミニ情報

アメリアとジェームズは実在した?

この映画は実話を元にしたストーリーとなっていますが、大まかなところはという感じのようです。

ジェームズ・グレーシャーは同名の実在した人物で、実際に1862年に気球で8,000mを越える高さに達したと記録されています。

映画ではイケメン俳優エディ・レッドメインが演じていますが、ジェームズが実際に気球に乗った年は50代でした。

そして、その時一緒に乗っていたのはアメリアではなく、ヘンリー・トレーシー・コックスウェルという男性だったようです。

記録によると、9,000メートルに達する手前でジェームズは酸素不足で気を失い、ヘンリーが気球のバルブを開けて降下させたとのこと。

この場面は、バルブの開け方は少し違いましたが映画と同じでした。

アメリアのモデルとなったのは、ヘンリーとは別にもうひとりいました。

女性では世界初のプロ気球乗りのソフィー・ブランシャールです。

ソフィーの夫も気球乗りでしたが、飛行中に心臓発作でなくなっています。

死因は違いますが、そんなエピソードも映画の中で使われていました。

気球に乗るのは命がけ

気球に乗って空を飛ぶというのは、とってもロマンチックに感じてしまいます。

一度は気球で旅をしてみたいと思っている人もいることでしょう。

しかし、シートベルトなしであれほど高度な上空までいくとは、想像しただけでも少し怖くなります。

しかも、当時の最高技術とはいえ、手作りのアナログ感ハンパない乗り物です。

アメリア達が乗った気球は、軽いガスを充満させ上昇させるタイプで、上に行くにはおもりにしている砂などを捨てて上昇し、降りるときには気球のバルブを抜きガスを放出しながら下降する仕組みになっていました。

映画では、気球のバランスをとるために荷物をバンバン投げ捨てていましたが、あんな大きいものを落とすとは昔の人は大らかです。

とはいえ、映画のために少し脚色されているシーンだと思われますが。

現在では、ツアーなどで気軽に楽しめるようになった気球ですが、アメリア達が乗っていた時代は映画を見ていても分かるようにまさに命がけの飛行でした。

それでも、ジェームズのように命を懸けてくれた人がいたからこそ、今の私たちの生活があるのでしょう。

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【イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり】感想

気球で上空へ高く高く上り、降りてくるという超シンプルなストーリーで、その中に恋の要素があるわけでも、高さにスポットを当てて怖さを強調するというストーリーでもありません。

しかし、気球が青空に浮かんでいるシーンは見るだけでもとても癒されましたし、最後は、アメリアは夫の死という悲しみを乗り越え、ジェームズも気象学者として成功の道へ進み始めることができ、とてもスッキリと気持ちよく見終わることができました。

エディとフェリシティーの2人だけの場面が多かっただけに、2人の俳優としての実力を感じられる映画でした。

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