登場人物/キャスト
ジョージ役/エリオット・ヘファーマン
たった1人で戦火を潜り抜けて母の元を目指す9歳の少年ジョージを演じたのは、本作がデビュー作となったエリオット・へファーマン。まだ11歳という若さで、8歳の時に初めて演じた学校の舞台「アラジン」のジーニー役に感動した教師の勧めにより、演技の道を歩み始めました。
現在急成長中のヘファーマンにとって、洪水のシーンや多くのスタントを自らこなすことは楽しくて仕方なかったようで、洪水のシーンは1番好きなところだったと目を輝かせました。2年間の撮影の間には、学校の舞台で「グレイテスト・ショーマン」の主役P・T・バーナムを演じ、将来有望なキャリアをスクリーンで続けたいと考えています。中でも、ネイサン・フィリオン主演の警察ドラマ「ザ・ルーキー 40歳の新米ポリス!?」の大ファンであり、同作への出演を切望しています。
リタ役/シアーシャ・ローナン
「ラブリーボーン」や「レディ・バード」のシアーシャ・ローナンが、ジョージの母リタを演じました。9歳で子役としてキャリアをスタートさせると、2007年の映画「つぐない」で13歳という史上7番目の若さでアカデミー賞助演女優賞にノミネートされて注目を集めました。
ピーター・ジャクソン監督の「ラブリーボーン」で放送映画批評家協会賞若手俳優賞、ラスベガス映画批評家協会賞若手俳優賞、主演映画「ブルックリン」でニューヨーク映画批評家協会賞主演女優賞を受賞しています。主演を務めたグレタ・ガーヴィグ監督の「レディ・バード」と「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」では、数多くの賞にノミネートされ、ジェニファー・ローレンスに続き史上2番目に若いアカデミー賞に4度ノミネートされた女優となりました。
ジェラルド役/ポール・ウェラー
演:ポール・ウェラー
ジョージの祖父ジェラルドを演じたのは、イギリス出身のシンガーソングライターのポール・ウェラー。パンクバンド”ザ・ジャム”のボーカルとして名声を得て、ザ・ジャムが解散してからはソロでの活動を始めました。ウェラーの俳優としての新たな挑戦に、音楽ファンから大きな期待が寄せられています。
シンガー、作詞家、ギタリストとして広く認められているにもかかわらず、ウェラーは国際的スターというよりは国民的スターであり続け、彼の曲作りの多くはイギリス社会に根ざしています。1970年代〜1980年代にかけてのモッズ・リバイバルの中心人物であり、モッズ・ファザーと呼ばれ、イギリスのロックバンド”オアシス”などのブリットポップ・バンドに影響を与えました。