【007】初代ジェームズ・ボンド愛用のワルサーPP
2020年10月に死去したショーン・コネリーは、シリーズ1作目となる映画【007】の初代ボンド役を演じ、「ジェームズ・ボンド」というキャラクターを確立させた人物。
当時、ボンドが愛用した小道具として有名な拳銃が「ワルサーPP」である。
ワルサーPPは、1929年にドイツのカール・ワルサー社が発売したダブルアクション式の自動拳銃だ。
銃の所持が許可されている国では、自己防衛用に使用された。
「ルパン三世」の小道具として有名な「ワルサーP38」も同社製造のもので、PPのトリガー機構が転用された軍用大型拳銃。こちらは1938年に発表されドイツ軍(国防軍)の制式拳銃として使用された。(実際は1938年にHeeres-Pistoleの名で発表され翌年P38となった)
また、実際にボンド(ショーン・コネリー)が【007-ドクター・ノオ】で使用したものは、銃身がやや長くなっている。
「ワルサーPP」がオークションに!
今回、CNNの調べで初代ボンドが愛用していた「ワルサーPP」がJulien’s Auctionsに出品されることが明らかになった。
元々、このワルサーPPはイギリスの映画製作会社が保管していたが、2006年にオークションに出品。
その後、落札者が今までコレクションとして所有していた。
また、今回のオークションではワルサーPPと共に、【トップガン】の戦闘機パイロットのヘルメット(トム・クルーズ)や【ターミネーター】でアーノルド・シュワルツェネッガーが着用したレザージャケット、【バック・トゥ・ザ・フューチャー】でマイケル.J.フォックスが使用したホバーボードも出品される。
ヘルメットとレザージャケットはいずれも推定5万ドル、ホバーボードは推定9000ドルと言われている。
なお、ワルサーPPは作動しないよう改造した上で出品されるとのことだ。